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新型コロナウイルス感染症患者受入れのための病床確保事業等の実施状況等について 本文 (23 ページ)

公開元URL https://www.jbaudit.go.jp/pr/kensa/result/5/r050113.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症患者受入れのための病床確保事業等の実施状況等について(1/13)《会計検査院》
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(3) コロナ病床の確保等の状況


全国の医療機関におけるコロナ病床の確保等の状況
厚生労働省は、全国のコロナ患者の療養状況等を把握するため、2年4月から毎週
調査を実施して、その結果を公表している。そこで、当該調査結果を用いて同年4月
から4年3月までの間の各月最終週時点の国内における入院コロナ患者数と、コロナ
患者の入院受入要請があれば受け入れることとして医療機関が都道府県と調整済み
の最大の確保病床の数(以下「最大確保病床数」という。)の推移をみたところ、
図表3-1のとおり、入院コロナ患者数には何回かのピークがあり、大きく増減を繰り
返していたが、この間、最大確保病床数は、3年9月から同年10月にかけて及び4年2
月から同年3月にかけて入院コロナ患者数が急激に減少した時期に一時減少したもの
の、その他の時期においてはほぼ一貫して増加しており、2年5月1日には16,081床で
あったものが、4年3月30日には43,671床となっていた。
また、2年4月から4年3月までの各月最終週時点における最大確保病床数に対する
入院コロナ患者数の割合についてみると、上記のように入院コロナ患者数には何回
かのピークがある一方で最大確保病床数はほぼ一貫して増加していたことから、入
院コロナ患者数に応じて、各月の数値は大きく異なっていた。そして、この期間内
で入院コロナ患者数が29,233人と最も多かった4年2月(同月の最大確保病床数44,6
85床)における最大確保病床数に対する入院コロナ患者数の割合は65.4%となって
おり、529人と最も少なかった3年11月(同39,960床)における同割合は1.3%となっ
ていた。

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