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新型コロナウイルス感染症患者受入れのための病床確保事業等の実施状況等について 本文 (26 ページ)

公開元URL https://www.jbaudit.go.jp/pr/kensa/result/5/r050113.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症患者受入れのための病床確保事業等の実施状況等について(1/13)《会計検査院》
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きているなどとして、これまで3回の緊急事態宣言を発出するなどしている。
・・
そこで、医療提供体制のひっ迫時におけるコロナ病床の使用状況をみるために、
2回目の緊急事態宣言の期間中で入院患者数が14,417人と最も多かった3年1月、3回
目の緊急事態宣言の期間中で入院患者数が24,126人と最も多かった同年8月、3回目
の緊急事態宣言の解除以後4年3月までの期間中で入院患者数が29,233人と最も多か
(注20)
った4年2月について、全国における確保病床の平均病床使用率をみると3年1月が51.
2%、同年8月が56.1%、4年2月が58.1%となっていた。
(注21)
一方、検査の対象とした496医療機関について、各医療機関から都道府県に提出
された病床確保補助金の事業実績報告書等を基に算出した各月の確保病床の病床
(注22)
利用率を確認したところ、496医療機関全体の平均で3年1月54.5%、同年8月61.2%、
4年2月61.2%となっていた。
(注20)

全国における確保病床の平均病床使用率
厚生労働省が毎週公表して
いる都道府県ごとの入院コロナ患者数、都道府県ごとの確保病床数
等を基に、次の算式により算出される病床使用率の月ごとの平均

病床使用率(%)



毎週の公表日における47都道府県の入院コロナ患者数の合計
× 100
毎週の公表日における47都道府県の確保病床数等の病床数の合計

(注21)

調査対象期間中に新規にコロナ病床を確保するなどした医療機関がある
ことから、各月の調査対象医療機関数は令和3年1月457医療機関、同年8月
476医療機関、4年2月493医療機関となる。

(注22)

確保病床の病床利用率
病床使用率は、一般的には、延べ病床数に対
する延べ入院患者数の割合をいうが、ここでは、次の算式により算
出しており、区別のため、病床利用率と称している。

病床利用率(%)



1か月間の延べ確保病床数 - 1か月間の延べ空床数
× 100
1か月間の延べ確保病床数

そして、各月の医療機関ごとの確保病床の病床利用率の分布状況をみると、3年1
月は40%以上50%未満の区分(68医療機関)が、同年8月は70%以上80%未満の区分
(103医療機関)が、4年2月は60%以上70%未満及び70%以上80%未満の両区分(そ
れぞれ87医療機関)が、それぞれ最も多い区分となっていた。一方で、いずれの調
査対象年月においても、10%未満の区分が最も少ない区分となっていた(図表4-1参
照)。

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