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新型コロナウイルス感染症患者受入れのための病床確保事業等の実施状況等について 本文 (8 ページ)

公開元URL https://www.jbaudit.go.jp/pr/kensa/result/5/r050113.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症患者受入れのための病床確保事業等の実施状況等について(1/13)《会計検査院》
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いた病床・宿泊療養施設確保計画を新たに保健・医療提供体制確保計画として充実
させることとなった(以下、病床・宿泊療養施設確保計画と保健・医療提供体制確
保計画を合わせて「病床確保計画」という。)。


病床確保計画の策定等
2年事務連絡等によれば、都道府県が病床確保計画を策定するに当たっては、感染
ピーク時のみならず、感染拡大の経過や収束時期も含めた時間軸を踏まえた対策が
(注1)
必要であるとして、①地域の実情に応じたフェーズを設定し、フェーズごとに必要
なコロナ病床を確保すること、②地域の感染状況等を勘案するなどして、あらかじ
め設定したフェーズの切替えのタイミングを定めること、③コロナ患者数の推計を
(注2)
行うための推計ツールを活用するなどして算出される患者推計を踏まえて、推計最
(注3)
(注4)
大入院患者数として見込んだ数を上回る病床数を設定すること、④即応病床と準
(注5)
備病床を設定し、通常医療にも配慮した効率的な病床を確保することなどが求めら
れている。
2年事務連絡によれば、都道府県は、感染拡大の兆候を捉えるなど、あらかじめ設
定したフェーズの移行時期に至った場合には、次のフェーズで準備病床を即応病床
に転換させることを予定している医療機関に連絡し、準備病床から即応病床への転
換を進めることとされている。そして、都道府県は、医療機関に対して即応病床と
するように連絡、要請を行った後、入院患者数がピークを越え、明らかに減少して
きた場合は、新規感染者数の動向等を注視しながら、順次、即応病床を通常医療に
活用できる準備病床に戻すなど、通常医療の確保に十分に配慮しながら病床確保を
適宜行う必要があるとされている。
(注1)

(注2)
(注3)
(注4)

フェーズ
コロナ病床を計画的に確保していくために設定する段階。
療養者数(入院又は宿泊療養が必要な者の数)の増加に応じて移行
する。各都道府県において想定される療養者数のピークとなる段階
を最終フェーズとして、地域の実情に応じて二つから六つの段階が
設定されている。フェーズが上がるほど入院患者数が増加するなど
感染が拡大している状況にあることを示すものとなっている。
推計ツール
厚生労働省が作成した人口分布や人口構成に基づいたコ
ロナ患者数の推計計算式のモデル
推計最大入院患者数
患者推計を踏まえて、療養者数のピーク時に入
院が必要となる者の数
即応病床
コロナ患者の発生、又はこれを受けた都道府県からの受入
要請があれば、即時にコロナ患者の受入れを行うことについて医療
機関と調整している病床

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