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新型コロナウイルス感染症患者受入れのための病床確保事業等の実施状況等について 本文 (31 ページ)

公開元URL https://www.jbaudit.go.jp/pr/kensa/result/5/r050113.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症患者受入れのための病床確保事業等の実施状況等について(1/13)《会計検査院》
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図表4-4

都道府県調整本部等からのコロナ患者等の入院受入要請を断ったことがあると回
答した医療機関に対する要請を断った理由についてのアンケート結果
調査対象年月
令和3年1月

3年8月

4年2月

回答数
(割合)

回答数
(割合)

回答数
(割合)

入院受入要請のあったコロナ患者の症状が、重症患者用、中等症患者用
といった確保した病床の想定していた症状と合致していなかったため

13
(16.6%)

8
(13.1%)

15
(21.7%)

既に入院しているコロナ患者等の中に、トイレや食事の介助等の日常生
イ 活援助の必要度が高い者が多く、対応する看護師等の人数が足りなく
なったため

11
(14.1%)

8
(13.1%)

11
(15.9%)



当該医療機関では入院受入要請のあったコロナ患者等の基礎疾患等(人
工腎臓、精神疾患、認知症等)の対応が困難であったため

8
(10.2%)

7
(11.4%)

13
(18.8%)



重度のコロナ患者を当初想定していたよりも多く受け入れることによ
り、対応する医師、看護師等の人数が足りなくなったため

9
(11.5%)

8
(13.1%)

3
(4.3%)

小計

41
(52.5%)

31
(50.8%)

42
(60.8%)

都道府県調整本部や保健所を通していない救急隊からの直接の入院受入
オ 要請であったり、管轄外の救急隊からの入院受入要請であったりしたた


10
(12.8%)

5
(8.1%)

4
(5.7%)

カ 同時に複数の入院受入要請があったため

6
(7.6%)

5
(8.1%)

4
(5.7%)

確保病床数には、コロナ患者等を担当する医師、看護師等の人数を増員
キ できた場合に受入可能となる病床が含まれていたが、実際は想定してい
た人数を確保できなかったため

3
(3.8%)

6
(9.8%)

1
(1.4%)

当時、医療機関内においてクラスター(新型コロナウイルス感染症の感
ク 染者間の関連が認められた集団)が発生して、入院受入要請を受けられ
なかったため

3
(3.8%)

0
( - )

6
(8.6%)

入院受入要請があった時点において、担当医師や担当看護師が入院中の
患者や救急搬送された患者の対応中であったため

2
(2.5%)

5
(8.1%)

0
( - )

13
(16.6%)

9
(14.7%)

12
(17.3%)

78
(100%)

61
(100%)

69
(100%)

都道府県調整本部等からの入院受入要請を断った理由





コ その他
計(回答数)

注(1) 複数回答を可としているため、都道府県調整本部等からのコロナ患者等の入院受入要請を断ったこと
があると回答した医療機関数(令和3年1月で55医療機関、同年8月で42医療機関、4年2月で53医療機関)
と「計(回答数)」欄の回答数は一致しない。
注(2) 医療機関の回答内容を会計検査院において分類している。

そして、これらの回答のうち、相対的に回答数が多かった図表4-4のア及びウにつ
いては、コロナ患者の受入れに当たる現場の医師の医学的判断等により、入院受入
要請があったコロナ患者の症状が、重症患者用、中等症患者用といった確保した病
床の想定していた症状と合致していないとしたり、当該医療機関では、入院受入要
請があったコロナ患者等の基礎疾患等の対応が困難であるとしたりしていたと思料

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