資料1 医師偏在是正対策について(医師養成過程に係る事項) (36 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46127.html |
出典情報 | 医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会(第8回 11/29)《厚生労働省》 |
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(主な論点)9/5厚生労働省医師偏在対策推進本部
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地域の医療需要や働き方改革推進の観点から、より一層の対応が必要な診療科の医師について、インセンティブを高める方策についてどの
ように考えるか。
Ⅰ 現状・課題
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外科医師は、他の診療科と比較して増加が緩慢であり、消化器外科医に至っては減少傾向にある。また、手術のみならず救
急、抗がん剤治療等を担う外科医師は時間外・休日労働の割合が高く、若手医師への調査では、外科を選択しなかった理由
に「ワークライフバランスの確保が困難」とした割合が最も高かった。
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一方で、今後の外科医療の医療需要は、高齢化や人口減少により横ばいから低下に転ずると見込まれ、二次医療圏によって
は、消化器外科の手術を日中のみ実施している医療機関が存在している。また、外科領域専門研修プログラムにおける研修
体制の状況をみると、プログラムの症例数にはばらつきがあり、症例数が相対的に少ないプログラムが一定数存在する。
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関連学会へのヒアリングや本検討会での議論では、医療の質及び人材の確保の観点で早急な対策が必要との指摘があった一
方、地域における医療提供体制の観点からの議論・配慮の必要性や、外科医師の確保に資する経済的インセンティブの必要
性等の指摘があった。
Ⅱ 取組(案)
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労働環境の改善や、今後の医療需要等の観点から、新たな地域医療構想に関する検討状況も踏まえ、医療の集約化を図りつ
つ、必要とされる分野が若手医師から選ばれるための環境作り等、処遇改善に向けた必要な支援を実施すべきではないか。
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外科をはじめとした各診療科に関して、地域医療構想に関する議論を注視しつつ、専門研修制度における研修体制の在り方
等の必要な議論について、専門医機構や学会等の関係者と検討すべきではないか。
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なお、外科医師が比較的長時間の労働に従事している等の業務負担への配慮・支援等の観点での手厚い評価について、別途、
必要な議論を行ってはどうか。
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