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資料1 今後の専門研修制度に向けた検討について (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46922.html
出典情報 医道審議会 医師分科会 医師専門研修部会(令和6年度第3回 12/13)《厚生労働省》
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シーリング数や採用上限数等に関する都道府県意見
医師法第16条の10に基づき、令和7(2025)年度専門研修に関する都道府県知事の意見を聴いたところ、シーリング
数の設定等に関して、厳格なシーリングの実施、年齢構成への配慮、医師派遣の評価等を求める意見が寄せられた。

都道府県からの意見(概要)

【全体的な方向性について】
○ 都市部においては、必要な医師養成数とシーリング数に大きな乖離があることから、地域偏在解消に
向け、より有効な制度となるよう更なる見直しを行うこと。
○ 激変緩和措置(連携プログラム)により大都市部の募集定員が固定化されている。シーリングを厳格
に実施するべき。
○ 特別地域連携プログラムは、シーリング枠外の上乗せであり、医師の地域偏在を助長する恐れがある
ことから、地域偏在是正の実効性を十分に検証し、シーリングの枠内で実施するなど、必要な見直しを
行うこと。

【シーリング数の算出方法や考慮すべき事項について】

○ シーリング数について、過去3年間の採用数が考慮されると単年度の一時的な採用数の増加に影響を
受ける。シーリング数の算定方法の見直しを行うこと。
○ シーリング対象県における、若手医師の減少・流出や、医師の高齢化に配慮すべき。
○ 連携プログラムにおける地域貢献率の算定には、医師少数スポットの医師の派遣も含めてほしい。
○ 専門医の資格取得後、大学等から多数の医師が県内外の関連施設へ派遣され、医師偏在や診療科偏在
の是正に一定の貢献をしている実情がある。
○ 医師の養成・派遣は県境を越えて広域的に行われている実態を踏まえ、こうした医師の養成・派遣を
担う大学の役割を適切に評価するべき。
○ シーリング数の算定に当たっては、教育・研究に多くの時間を充てている大学病院医師の勤務実態を
適切に反映すること。

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