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資料3 「2040年に向けたサービス提供体制等のあり方」 現状と課題・論点について (109 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_48603.html
出典情報 「2040年に向けたサービス提供体制等のあり方」検討会(第1回 1/9)《厚生労働省》
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通いの場への参加による介護予防の効果(概要)-日本老年学的評価研究(JAGES)の知見から(2023年9月時点)
• 通いの場(サロン)に参加している群は、①通いの場以外への参加が増加して健康意識が高まったり、②認知症発症リスクが低下していた。
• 通いの場に限らず、社会参加をしていた群で、③うつ発症リスクや、④要介護リスクが低下していた。

①社会参加の増加・健康意識の高まり

②認知症発症リスクの低下

《通いの場参加後の社会参加*状況》

*通いの場以外の趣
味 やスポーツの会・老
人クラブ等への参加を
指す

《心理面(健康情報・意識)の変化》

1.2
1

0.73倍に
低減

リスクが約3割減

0.6
p<0.00
1

■ 通いの場以外の社会参加が増えた群 (n=1,407)

0.4
0.2

■ 通いの場以外の社会参加が増えていない群 (n=752)

0

通いの場に参加した群の65.2%で通いの場以外の社会参加が増加し、

参加群

そのうち9割以上で健康意識等が高まった
(林 他. 総合リハ 2019; 47(11): 1109-1115)

非参加群

(Hikichi H, et al. Alzheimers. Dement. 2016; 3(1): 23-32)

④要介護リスクの低下

③うつ発症リスクの低下
(n=18,446)

サロン参加群は、
7年後の認知症発症

0.8

「健康を保つことができて
いると思いますか」の割合
(とても思う・そう思う)

男性

オッズ比

オッズ比

うつ発症リスク

男女ともに社会参加*の種類が多いほど、3年後の

うつ発症リスクが低下していた

ハザード比

要介護リスク
4割減

男女ともに社会参加*の種類が多いほど、3年後の

要介護認定を受けるリスクが低下していた

*ボランティア、スポーツの会、趣味の会、老人クラブ、町内会、自治会、介護予防と健康づくり

の活動、学習・教養サークル、特技や経験を他者に伝える活動への参加を指す
(宮澤 他. 総合リハ 2021; 49(8): 789-798)

*老人クラブ、業界団体、ボランティア、町内会、就労、スポーツの会、趣味の会等への参加を指す

(東馬場 他. 総合リハ 2021; 49(9): 897-904)

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