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資料1-2-16診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (34 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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<重症度分類>
以下の重症度 Stage 分類を用いて Stage-3-2以上を対象とする。

Stage-0 呼吸器異常及び栄養障害が無い
Stage-1 呼吸器異常が無く栄養障害が軽度
Stage-2 呼吸器異常が軽度又は栄養障害が中等度
Stage-3 呼吸器異常が中等度又は栄養障害が重度
Stage-4 呼吸器異常が重度

Stage-0 呼吸器異常及び栄養(膵・肝臓)障害が無い
Stage-1 呼吸器異常が軽度又は栄養(膵・肝臓)障害が軽度
Stage-2 呼吸器異常が中等度又は栄養(膵・肝臓)障害が中等度
Stage-3 呼吸器異常が重度又は栄養(膵・肝臓)障害が重度
※呼吸器異常と栄養(膵・肝臓)障害の重症度が異なる場合、より重症度の高い障害で Stage を判断する。

呼吸器異常は、6 歳以上の小児ないし成人では、呼吸機能検査での%予測 1 秒量(%FEV1)に基づいて判定す
る。6 歳未満の乳幼児や 6 歳以上でも呼吸機能検査を施行できない場合は、室内気吸入下での酸素飽和度
(SpO2)、又は CT での胸部画像所見(CT の施行が困難な場合は胸部単純 X 線)で判定する。呼吸器異常とは、
以下の定義で、%FEV1 が 90%未満の症例を指す。
、SpO2 が 95%以下、あるいは胸部画像所見が 1 つ以上有ることを指す。さらに呼吸器異常の重症度は以下の
ように分類する。
%FEV1 が、正常: > 90%、軽症: 70~89%、中等症: 40~69%、重症: < 40%

%FEV1

SpO2(室内気)

胸部画像所見

正常

90%以上

軽度

70%以上 90%未満

中等度

40%以上 70%未満

91%以上 95%以下

3~4 項目有り

重度

40%未満

<91%

5 項目有り

>95%

所見無し
1~2 項目有り

注:緑膿菌下気道感染症がある場合は、重症度を 1 段階上げる。
FEV1 予測値は 18 歳から 95 歳までは
FEV1(L)=0.036 × 身長(cm) - 0.028 × 年齢 - 1.178 (男性)
FEV1(L)=0.022 × 身長(cm) - 0.022 × 年齢 - 0.005 (女性)
6歳から 18 歳までの幼児・未成年者では
FEV1(L)=3.347 – 0.1174 × 年齢(歳) + 0.00790 × {年齢(歳)}2 – 4.831 × 身長(m) + 2.977 × {身長(m)}2 (男児)
FEV1(L)=1.842 + 0.00161 × {年齢(歳)}2 – 3.354 × 身長(m) + 2.357 × {身長(m)}2 (女児)

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