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資料1-2-16診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (39 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》 |
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<診断基準>
アッシャー症候群診断基準 (アッシャー(Usher)症候群に関する調査研究班による)
1.自覚症状
A.夜盲、視野狭窄、視力低下などの視覚障害(網膜色素変性症)。
B.両側性感音難聴、めまいなどの耳症状(蝸牛・前庭症状)。
2.臨床検査所見
A.網膜色素変性症に関する所見(以下のうち、網膜電位を含めて2つ以上を満たす。)
(1)眼底所見:網膜血管狭小、粗造胡麻塩状網膜、骨小体様色素沈着、多発する白点など
(2)網膜電位の異常(振幅低下、又は消失)
(3)蛍光眼底造影所見で網膜色素上皮萎縮による過蛍光又は低蛍光
(4)光干渉断層像で中心窩における IS/OS の異常(不連続又は消失)
B.感音難聴に関する所見(以下の全てを満たす)
(1)純音聴力閾値検査(気導・骨導)の閾値上昇
(2)中枢性疾患、Auditory Neuropathy、伝音難聴が否定できる
3.疾患のタイプ分類
タイプ1:先天性の高度~重度難聴を呈する。両側前庭機能障害を伴う例が多く、視覚症状は 10 歳前後よ
り生じる。
タイプ2:先天性の高音障害型の難聴を呈する。視覚症状は思春期以降に生じる。前庭機能は正常である
例が多い。
タイプ3:難聴、視覚症状とも思春期以降に生じ、難聴は徐々に進行。
4.遺伝学的検査
原因遺伝子としては現在までに 10 遺伝子が同定されている。タイプ1は MYO7A、USH1C、CDH23、PCDH15、
USH1G、CIB2 であり、タイプ2は USH2A、ADGRV1 (GPR98、)、WHRN (DFNB31)、タイプ3は CLRN1 である。
<診断のカテゴリー>
「1-A と2-A」及び「1-B と2-B」の双方を満たす場合、もしくは「1-A と2-A」又は「1-B と2-B」のいずれかを満
たし、4.遺伝学的検査により特異的な遺伝子変異を認める場合にアッシャー症候群と診断する。
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アッシャー症候群診断基準 (アッシャー(Usher)症候群に関する調査研究班による)
1.自覚症状
A.夜盲、視野狭窄、視力低下などの視覚障害(網膜色素変性症)。
B.両側性感音難聴、めまいなどの耳症状(蝸牛・前庭症状)。
2.臨床検査所見
A.網膜色素変性症に関する所見(以下のうち、網膜電位を含めて2つ以上を満たす。)
(1)眼底所見:網膜血管狭小、粗造胡麻塩状網膜、骨小体様色素沈着、多発する白点など
(2)網膜電位の異常(振幅低下、又は消失)
(3)蛍光眼底造影所見で網膜色素上皮萎縮による過蛍光又は低蛍光
(4)光干渉断層像で中心窩における IS/OS の異常(不連続又は消失)
B.感音難聴に関する所見(以下の全てを満たす)
(1)純音聴力閾値検査(気導・骨導)の閾値上昇
(2)中枢性疾患、Auditory Neuropathy、伝音難聴が否定できる
3.疾患のタイプ分類
タイプ1:先天性の高度~重度難聴を呈する。両側前庭機能障害を伴う例が多く、視覚症状は 10 歳前後よ
り生じる。
タイプ2:先天性の高音障害型の難聴を呈する。視覚症状は思春期以降に生じる。前庭機能は正常である
例が多い。
タイプ3:難聴、視覚症状とも思春期以降に生じ、難聴は徐々に進行。
4.遺伝学的検査
原因遺伝子としては現在までに 10 遺伝子が同定されている。タイプ1は MYO7A、USH1C、CDH23、PCDH15、
USH1G、CIB2 であり、タイプ2は USH2A、ADGRV1 (GPR98、)、WHRN (DFNB31)、タイプ3は CLRN1 である。
<診断のカテゴリー>
「1-A と2-A」及び「1-B と2-B」の双方を満たす場合、もしくは「1-A と2-A」又は「1-B と2-B」のいずれかを満
たし、4.遺伝学的検査により特異的な遺伝子変異を認める場合にアッシャー症候群と診断する。
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