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活力ある地域社会の実現に向けた 情報通信基盤と利活用の在り方に関する懇談会 報告書 (14 ページ)

公開元URL https://www.soumu.go.jp/main_content/000967732.pdf
出典情報 活力ある地域社会の実現に向けた 情報通信基盤と利活用の在り方に関する懇談会 報告書(9/13)《総務省》
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(4)情報通信利用環境に関する課題の全体像
本懇談会では、地域におけるエンド・ツー・エンドの情報通信利用環境に関する課
題を「非居住地域」における課題と「居住地域」における課題に分類し、それぞれの対
応方策を検討した。
図 2-4 : 情報通信利用環境に関する課題の全体像

【出典】 第6回懇談会 資料6-1

① 非居住地域を中心とした産業・公共等様々な用途のための情報通信利用環境
山間地のような非居住地域においては、農業、防災、自動運転など、様々な用途で
通信ネットワークが必要であり、非居住地域における情報通信利用環境は、通信キャ
リアが提供する通信サービス(公衆網)とそれを補完するプライベートネットワーク(自
営網)等の組み合わせによって整備されることが想定されている。
全国の企業及び地方公共団体へのヒアリング調査によると、非居住地域の課題は、
大きく①電波環境が悪いため低速で不安定、②エリアがカバーされていない、③設備
の老朽化(容量/スペック不足)、の3点に集約された。また、本懇談会の下に設置さ
れた「地域におけるデジタル技術の利活用を支えるデジタル基盤の利用環境の在り方
ワーキンググループ(以下WGという。)」においては、BWA や LPWA サービスを導入
したくても、地域で提供する事業者が出てこないという課題も指摘された。
企業向けアンケート調査の結果においても、設備の老朽化とそれに伴う容量/スペ
ック不足を課題とする回答が多かった。また、中小企業や一次産業では老朽化を、大
企業や公共では容量不足を課題とする割合が高かった。

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