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活力ある地域社会の実現に向けた 情報通信基盤と利活用の在り方に関する懇談会 報告書 (28 ページ)

公開元URL https://www.soumu.go.jp/main_content/000967732.pdf
出典情報 活力ある地域社会の実現に向けた 情報通信基盤と利活用の在り方に関する懇談会 報告書(9/13)《総務省》
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図 3-3 : 先進的ソリューションを実現するデジタル技術の特徴

【出典】 第6回懇談会 資料6-1

(4)「実証」から「実装」への壁の存在
プロジェクトの社会実装を進めるためには、単に技術実証を実施して終わるのでは
なく、どのように社会課題の解決に寄与できるのかという観点からの有効性の検証が
重要であり、そのためには、技術の活用に関する社会科学的な知見や実験的な手法
による分析が有効である。しかし、過去の実証事業をフォローアップすると、実証が目
的化してしまい、事後的な検証も行われず、実証終了後に自走させられないプロジェ
クトが多く存在する。様々な種類のプロジェクトがある中で、収益化を図って民間主導
での自走化を目指すべきもの、採算を取るのが難しいことから官民の適切な役割分担
の下で自走化を目指すべきもの、実装に至るまでには相応の期間を要するものなど、
データを用いた分析結果等も踏まえ、そのプロジェクトの特性に応じた支援を行うこと
が必要である。なお、実装を強く求めすぎることで挑戦的な取組が妨げられることの無
いよう、プロジェクトの特性を適切に把握することも重要である。

(5)地域におけるデータの活用・連携を巡る現状
地域におけるデータの活用・連携を巡っては、地域内の様々な領域から多様なデ
ータを取得し、適切な分析や効果測定を行うことで、最適なサービスを創出することが
期待されている。こうした期待を背景として、地域内でデータの共有・連携を行うため
のシステム基盤は一定程度導入・普及が進んできた。しかしながら、地域内の様々な

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