【出典】 第６回懇談会 資料６－１

② 利用用途に応じた通信技術等の最適な組み合わせの検証・類型化
地域ニーズ・課題解決を起点とした利用用途に応じて、最適な通信技術等の組み
合わせは異なる。例えば、高精細映像のリアルタイム送信が必要なユースケースでは
ローカル５G のような超高速通信が求められる一方で、センサー情報のような低容量デ
ータを継続的に収集するようなユースケースでは LPWA のような低消費電力・長距離
通信が適している場合もある。このように、利用用途に応じて、必要な通信技術等を適
切に選択することが重要である。特に AI や自動運転のような先端技術を活用するユ
ースケースではその活用モデルが未確立であることから、社会実装の促進のためには、
利用用途に応じた通信技術等の最適な組み合わせを類型化し、提示することが有効
と考えられる。
このため、ソリューションの構成要素を協調領域と競争領域とに区別した上で、協調
領域において利用用途に応じた最適な組み合わせを検証し、その「標準モデル」を提
示することが有効と考えられる。なお、その際には、デジタル技術の進化の速さを踏ま
え、古いモデルが残り続けることがないよう、更新方法も含め検討する必要がある。ま
た、地域特性等に応じた情報通信利用環境モデルの実証が進められている自動運転
など、モデルが整理された分野においては、その最適な環境が早期に整備されるよう
支援すべきである。
図 3-6 ： 利用用途に応じた通信技術の組み合わせの例

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