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活力ある地域社会の実現に向けた 情報通信基盤と利活用の在り方に関する懇談会 報告書 (4 ページ)

公開元URL https://www.soumu.go.jp/main_content/000967732.pdf
出典情報 活力ある地域社会の実現に向けた 情報通信基盤と利活用の在り方に関する懇談会 報告書(9/13)《総務省》
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はじめに
我が国は、現在、急速な人口減少・少子高齢化に加え、労働生産力の低下や、地
域における人口密度の低下、社会インフラの老朽化等を背景として、公共サービス等
の維持が困難になるほか、地域産業の衰退が想定されるなど、様々な深刻な課題に
直面している。
こうした社会背景の中、様々な地域社会の課題に対して、あらゆる分野で 5G や AI
などのデジタル技術を活用することにより、産業の高度化や労働生産性の向上を図る
ほか、地域社会の生活の質や利便性を高め、新たな付加価値を創出するといった役
割を果たすことが期待されている。
また、デジタル技術は、その性質として、比較的低廉な費用で規模の拡大や展開、
付加価値を向上させることが可能なことから、リソースが限られる中、地域社会におい
て共通性の高いデジタル基盤やアプリケーションについては、広域化や共同利用を
図ることにより、全体最適化に貢献することが一層求められている。
こうしたデジタル技術を地域社会に実装させていくためには、それぞれの地域社会
が目指すビジョンに基づき、自治体や住民、地域産業等が、生活の質の向上や地域
経済の発展などのデジタルによる恩恵を実感できるようにすることが不可欠である。
このため、国においては、基礎自治体や広域自治体が、民産学金などの多様なス
テークホルダーと連携しながら、住民・利用者を起点として、地域課題やニーズに応じ
て必要なデジタル技術等を活用する取組を促していくことが、これまで以上に重要とな
ってくる。
本懇談会は、こうした観点に基づき、地域社会における情報通信利用環境の現状と
課題を分析し、持続可能で活力ある多様な地域社会を実現するために必要なデジタ
ル基盤とその利活用の在り方について、報告書をとりまとめるものである。

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