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活力ある地域社会の実現に向けた 情報通信基盤と利活用の在り方に関する懇談会 報告書 (5 ページ)

公開元URL https://www.soumu.go.jp/main_content/000967732.pdf
出典情報 活力ある地域社会の実現に向けた 情報通信基盤と利活用の在り方に関する懇談会 報告書(9/13)《総務省》
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第1章 地域社会を取り巻く現状と課題
1.地域社会が抱える課題
我が国地域社会は、「人口減少・少子高齢化」、「経済構造変化」、「インフラ老朽
化・自然災害リスクの増大」という我が国全体を取り巻く大きなトレンドに起因し、各地
域の特性に応じた様々な課題に直面している。本懇談会では、地域社会が抱える課
題の典型例を次のとおり整理・分類した。
① 人口減少・少子高齢化に起因する課題
・生産年齢人口が減少し、現場の働き手や地域企業の後継者が不足(人手不足・
働き手の確保)
・様々な産業分野で地域の市場規模が縮小し、ビジネスとして採算の確保が困難に
(市場規模の縮小)
・高齢者の増加に伴い、社会保障等に係る地方公共団体の事務負担等が増大(社
会保障等の行政コストの増大)
② 経済構造変化に起因する課題
・生産拠点の海外移転等が進み、製造業を中心に地域産業の雇用が減少(地域産
業の衰退)
・地域の市場規模の縮小に伴い、海外を含む他地域への販路拡大が重要に(他地
域/海外への販路拡大)
・海外からの観光客の増加等により、オーバーツーリズム等の課題が顕在化(インバ
ウンド需要への対応)
③ インフラ老朽化・自然災害リスクの増大に起因する課題
・電車やバスなどの公共交通機関を維持できなくなり、生活の足の確保が困難に
(公共・準公共サービスの維持)
・高度成長期以降に整備したインフラが急速に老朽化し、更改コストが地方財制の
重荷に(公共・準公共サービスの維持/住民の安全確保)
・気候変動等に伴う自然災害の激甚化により、住民の安全確保が課題に(住民の安
全確保)

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