図 2-6 ： インターネット接続環境の課題（企業向けアンケート結果）

【出典】 第６回懇談会 資料６－１

② 居住地域を中心としたキャリアネットワークから利用者端末までのラスト・ワンマ
イルの情報通信利用環境
住民が生活する居住地域においては、通信キャリアのネットワークから利用者端末
に至るまでのラスト・ワンマイルの情報通信利用環境の整備が課題であり、具体的には、
通信キャリアが提供する通信サービス（公衆網）から利用者端末までを結ぶ施設内の
プライベートネットワーク（自営網）等の整備方策について検討を行った。
全国の企業及び地方公共団体へのヒアリング調査並びに住民アンケート調査の結
果によると、ラスト・ワンマイルの課題は、概ね①設備の老朽化に伴う容量/スペック不
足を原因としており、②維持・更改に係る費用を負担できないためにそのままとされて
いる事例が多い。なお、学校における課題は、GIGA スクール構想推進に当たっての
特有の事情が見られる。
地方公共団体向けアンケート調査の結果からも、資金不足によって、設備の老朽化
とそれに伴う容量/スペック不足を改善できない構図が見て取れる。また、財政力指数
に関わらず、資金不足は地方公共団体共通の課題となっている。
さらに、地理的情報格差の解消のために整備された公設の光ファイバ網等につい
ても、老朽化の課題が顕在化し始めている。

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