よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料3 介護保険制度をめぐる状況について (47 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47036.html
出典情報 社会保障審議会 介護保険部会(第116回 12/23)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

認知症および軽度認知障害(MCI)の高齢者数と有病率の将来推計



2022年に認知症の地域悉皆調査(調査率80%以上)を実施した4地域(福岡県久山町、石川県中島町、愛媛県中山町、島根県海士町)において、新たに
推計した、 2022年の高齢者における認知症有病率(性年齢調整後)は、12.3%であり、また、高齢者におけるMCI有病率(性年齢調整後)は、15.5%であっ
た。
2022年の認知症およびMCIの性年齢階級別有病率が今後も一定と仮定した場合、2040年の認知症者高齢者数は584.2万人、MCI高齢者数は612.8万人と
推計された。
※ 軽度認知障害(MCI):もの忘れなどの軽度認知機能障害が認められるが、日常生活は自立しているため、認知症とは診断されない状態。

認知症とMCIの有病率の合計値は約28%(2022年時点)であり、「誰もが認知症になり得る」という認識のもと、認知症になっても生きが
いや希望を持って暮らすことができるよう、認知症バリアフリ-の推進、社会参加機会の確保等、認知症基本法に掲げる理念・施策の推
進に取り組んで いく ことが重要。
年齢階級別の有病率(2022年時点)
認知症

MCI

高齢者数と有病率の将来推計

認知症高齢者数
高齢者における
認知症有病率

令和4年
(2022)

令和7年
(2025)

令和12年
(2030)

令和22年
(2040)

令和32年
(2050)

令和42年
(2060)

443.2万人 471.6万人 523.1万人 584.2万人 586.6万人 645.1万人
12.3%

12.9%

14.2%

14.9%

15.1%

17.7%



令和4年
(2022)

令和7年
(2025)

令和12年
(2030)

令和22年
(2040)

令和32年
(2050)

令和42年
(2060)

MCI高齢者数

558.5万人

564.3万人

593.1万人

612.8万人

631.2万人

632.2万人

高齢者におけるMCI
有病率

15.5%

15.4%

16.0%

15.6%

16.2%

17.4%

資料:「認知症及び軽度認知障害の有病率調査並びに将来推計に関する研究」(令和5年度老人保健事業推進費等補助金 九州大学 二宮利治教授)より厚生労働省に
て作成

46