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参考資料1 救急安心センター事業(♯7119)「事業導入・運営の手引き」(案) (27 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-151.html
出典情報 救急業務のあり方に関する検討会(第3回 2/21)《総務省消防庁》
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既に管内に♯7119を導入済みの消防本部(以下「♯7119導入本部」という。)に対して行
った「救急救命体制の整備・充実に関する調査」によれば、♯7119導入本部の36.2%が、
「症状についての相談」や「救急車を呼ぶか迷っている場合」等、♯7119に寄せられる通
報内容と親和性のある119番通報について、119番通報から♯7119への転送又は掛け直し依
頼を実施している。
緊急に搬送する必要がなく、かつ、♯7119に寄せられる相談内容と親和性があることが
明確な119番通報について、♯7119への転送の試行的運用を実施している消防本部からは、
救急需要の抑制に資するものであることに加え、119番通報に対応する通信指令員にとって
の時間的短縮や心理的不安の緩和にも寄与しているとの意見もあることから、♯7119の運
用方法の一つとして参考にされたい。なお、運用に当たっては、どのような場合に119番通
報から♯7119への転送又は掛け直し依頼を実施するかについて、消防機関や各地域のメデ
ィカルコントロール協議会内等で明確なルールを定め、本来の救急業務としての対応に影
響を生じさせないよう十分留意が必要であるとともに、運用方法の検証を重ねることが求
められる。

(4)♯7119実施エリア外からの入電に対する対応について
相談者の住所又は現在地を聴取した際に、♯7119未実施エリアからの入電であること
が判明した場合、相談員は当該地域が♯7119実施エリア外であることを的確に伝える。
ただし、電話相談内容などから直ちに病院を受診する必要があると判断した場合は、
相談者に119番通報するよう助言するなど、状況に応じた対応が求められる。
また、電話応対に当たっては懇切丁寧な応対を行うとともに、相談者に不快の念を抱
かせることのないように留意することが望ましい。

(5)市外局番が県境等をまたぐ地域における対応について
♯短縮ダイヤルサービスは、単位料金区域に基づき実施されているが、地域によって
は、単位料金区域が都道府県や市町村の境界と一致していない場所が存在していること
から、このような地域において事業を導入する場合は、♯7119に架電した際に次のよう
な問題が発生するため、事前に実施地域の単位料金区域を把握し、当該問題に対する対
応方針を決定する必要がある。
なお、携帯電話は各携帯キャリアの基地局での振り分けとなるため、この影響を受け
ない。ただし、隣接する県の基地局に振り分けられてしまうような地域の場合、♯短縮
番号ではなく、固定番号で発信する必要がある。

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