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資料2-2_歯学教育モデル・コア・カリキュラム(素案) (22 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/110/mext_00015.html
出典情報 モデル・コア・カリキュラム改訂に関する連絡調整委員会(第3回 5/11)《文部科学省》
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C 社会と歯学
適正な歯科医療を提供するために、歯科医師に求められる倫理的、法的、社会的知識と態度を身
に付ける。

C-1 医の倫理、生命倫理と患者中心の歯科医療
患者中心の歯科医療を提供するために、プロフェッショナリズムを身に付ける。
C-1-1) 医の倫理 と 患者中心 の 視点
患者の主体的治療参加を促すために、患者の安全を最優先して常に患者中心の立場に立つとともに、遵守す
べき生命科学・医学系研究における倫理に関する知識と態度を身に付ける。
学修目標:







医の倫理と生命倫理、患者の権利に関する規範、国際規範の歴史的経緯と諸問題を概説できる。
臨床(生と死に関わる問題を含む)に関する倫理的問題を説明できる。
患者の自己決定権と患者が自己決定できない場合の対応を説明できる。
インフォームド・コンセントの意義、重要性及び必要な説明事項を説明できる。
医学研究に関する倫理的問題を説明できる。
研究を医学、医療の発展や患者の利益の増進を目的として行うよう配慮できる。

C-1-2) 歯科医師とし て の責務と 裁 量権
豊かな人間性と生命の尊厳についての深い自覚を有し、人の命と健康を守る歯科医師としての義務と責任を
自覚する。
学修目標:






歯科医師のプロフェッショナリズムを説明できる。
コンプライアンスを遵守する。
患者との信頼関係構築の重要性を説明できる。
医療サービスの特殊性(情報の非対称性、医療の不確実性)や治療の限界を説明できる。
歯科医師に課せられた法的責任と社会的責任(刑事責任、民事責任、歯科医師法と健康保険法に基づ
く行政処分)を説明できる。

C-1-3) チーム医療
患者中心のチーム医療の重要性を理解し、他の医療従事者との連携を身に付ける。
学修目標:






患者中心のチーム医療の意義を説明できる。
医療チームや各構成員(歯科医師、医師、薬剤師、看護師、歯科衛生士、歯科技工士、言語聴覚士、
臨床検査技師、診療放射線技師その他の医療職)の役割分担と連携、責任体制を説明できる。
保健・医療・福祉・介護における多職種連携と歯科医師の役割を説明できる。
医療や介護をはじめとする他職種、他業種や他の医療機関との連携を行うための手続きとコミュニケ
ーション(適切な略語等を含む)を説明できる。
患者情報の守秘と患者等への情報提供の重要性と説明責任を説明できる。

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