よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


地域づくり支援ハンドブックvol.1 (105 ページ)

公開元URL
出典情報 支援パッケージ(地域づくり支援ハンドブック)について(5/15)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

Q

短期集中予防サービスがうまく機能しているかどうかは、どのよ
うな観点から検討するのがよいでしょうか?

短期集中予防サービス
事業デザイン

現在はどのあたりに課題感をおもちですか?
短期集中予防サービスを実施しているものの、利用者の改善についてのデータや、利用終了後にどう地域での
生活につながったか(他のサービス利用を含む)を把握していないことも多いようです。まずは現状の事業を
どう捉えているかを聞いてみましょう。
各論 / 短期集中予防サービスの基本的事項を教えてください(必要な要素) 101ページ

大事な視点
短期集中予防サービスがうまく機能しない場合には、以下のような観点のどこかに不具合が生じ
ています。サービスの再構築に向けた視点として参考にしましょう。
検討ポイント
• サービスの対象者像を明確にできているか
• 関係者に「高齢者は元気になれる」という共通認識や成功体験があるか
• 住民や関係機関は短期集中予防サービスの存在や、どんな効果があるか知っているか
• 適切な介護予防ケアマネジメントができているか(本人の望む生活を目標にできているか)
• 運動機能のみでなく、意欲への働きかけ、セルフケア、社会参加まで含めたアプローチができ

ているか
• 卒業後の役割の再獲得や社会参加のための居場所、通いの場へつなぐところまでできているか
• 庁内連携や各事業間の連動がしっかりできているか
• 事業としての目標設定や評価ができているか

「高齢者が元気になり地域に戻った」どんな事例をお持ちですか?
関係者の規範的統合ができているかどうかは、具体のエピソードを語れるかどうかで確認ができます。関係者
に成功体験がなく「高齢者は現状維持が精一杯」というイメージをもっていることもあります。まずは、地域
包括支援センターと対話してみましょう。その上で、介護予防ケアプランがどのような内容になっているか、
地域ケア会議は効果的か、といったあたりから確認・検証してみましょう。
総論 / 総合事業で元気になった方の事例動画

9ページ

各論 / 介護予防ケアマネジメントの基本的事項を教えてください(目的・意義)

84ページ

好事例は積極的に広報・活用していきましょう
短期集中予防サービスを実施している中で各関係者が体験した好事例については、写真や動画を活用して住民
や関係者に広げていきましょう。
各論 / 短期集中予防サービスの効果を利用者や家族、その他関係者に信じてもらうためには、どうすればよいですか? 111ページ

104