地域づくり支援ハンドブックvol.1 (15 ページ)
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出典情報 | 支援パッケージ(地域づくり支援ハンドブック)について(5/15)《厚生労働省》 |
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地域共生社会は、わがまちでそれぞれ役割を持ち、共に支え合いながら生きていく、
という地域づくりが目指す社会の姿をビジョンとして表現したものであり、地域包
括ケアシステムも、地域づくりを主に高齢者に対する施策の視点から表現していま
す。
地域共生社会と地域づくり
l 地域共生社会とは、制度・分野ごとの『縦割り』や「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住
民や地域の多様な主体が 『我が事』として参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えて『丸ごと』
つながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会のことです。
l 地域共生社会は、地域での社会経済活動の全体をとらえて、そこに暮らす一人ひとりが主役として関わ
り、協働するようなあり方を表現しており、これは、多様な関係者が垣根を超えて「共創」するこれか
らの地域づくりの姿と共通する概念といえます。
地域包括ケアシステムと地域づくり
l 介護が必要となる方の急増や働き手となる現役世代の減少などを受けて、「介護」という枠組みだけで
はその目的を実現することが難しくなっているため、日常生活を送る圏域のなかで「住まい」「生活支
援」「医療」「看護」「リハビリテーション」「介護予防」などが相互に連携して、支援が必要な方に
一体的に届けられる仕組みを目指しており、これを地域包括ケアシステムの構築と表現しています。
l したがって地域包括ケアシステムは必ずしも介護・支援が必要な高齢者だけでなく、まだ元気な高齢者
や障害を抱える方や子育て世代の方など、その地域に暮らす様々な方が対象となりますし、それら支援
等を提供する側もまたその地域に暮らす住民です。この仕組みを構築していくための活動はまさに「地
域づくり」そのものということができます。
地域共生社会
地域包括ケアシステム
医療
介護
住まい
生活支援・介護予防
一人ひとりのくらし
介護だけではなく
様々な社会・経済活動
医療も住まいも予防も生活支援も
誰もが役割を持てる地域共生社会
多様な主体や活動を分野を超えてつなげていくという視点は地域支援事業にも反映されています
参
照
厚生労働省、地域共生社会のポータルサイト
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