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地域づくり支援ハンドブックvol.1 (126 ページ)

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出典情報 支援パッケージ(地域づくり支援ハンドブック)について(5/15)《厚生労働省》
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Q

通いの場への男性の参加率が低いのですがどうすればよいでしょ
うか?

通いの場
よくある質問

その地域の男性高齢者の生活実態はどのような感じでしょうか?
通いの場に来ていなくても、農作業など別の役割をもって自立した暮らしをできているかもしれません。通い
の場も介護予防の観点からはひとつの場(ツール)ですので、より柔軟・広範な視点でその方々の地域での自
分らしい暮らしを考えましょう。

大事な視点
男性の場合、仕事に代表されるように、やることや役割が明確な方が社会参加に積極的になりや
すかったり、学ぶことや自分の得意分野を他人に伝えることに喜びを感じたりといった面があり
ます。また、女性の参加者が多い教室等へは参加しづらく感じる方もいます。これらを意識して
通いの場や、そこでの役割をデザインすることが効果的な場合があります。
例えば、「男の料理教室」「囲碁・将棋ができる場」 「仕事の経験を共有してもらう」 「ナイト
デイ」などです。
定年退職後も学び続けたい男性高齢者を対象として、生涯学習と絡めて「老化の仕組みと自分の
体を知る講座」などで介護予防等について知識を得てもらい、さらにその知識を地域のために活
かしてもらえませんか?と声をかけて、次は介護予防ボランティや体操指導員といった役割で通
いの場を巡回してもらう、といったような働きかけができれば、参加者増加や担い手不足などへ
の対策がひとつの流れとして行えるかもしれません。

参加者よりも、担い手の視点で見ることも可能性が広がるかもしれません
会場の鍵の開け閉め、出欠名簿の管理、運動器具の移動、など具体的な役割がある方が参加意欲を引き出しや
すかったりします。また、草刈りや大工仕事など、得意なことがあれば複数の通いの場に関わってもらうこと
もできるかもしれません。

仕事に関連した男性の関心テーマを探ってみよう
男性高齢者の多くはそれまで仕事を通じて地域を支えてきてくれているはずです。これまでどのような仕事を
されていたのか「してきたこと」などを知ることが男性の参加意欲へのヒントにつながるかもしれません。

茨城県利根町の事例



定年男性のためのボランティア講座と健康プラザのシルバーリハビリ体操が結びついて、高齢者のための指導士が生ま
れた事例です。
厚生労働省、これからの介護予防

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