よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


地域づくり支援ハンドブックvol.1 (121 ページ)

公開元URL
出典情報 支援パッケージ(地域づくり支援ハンドブック)について(5/15)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

Q

通いの場の実態(ニーズや箇所数、活動状況等)を把握する方法
について、教えてください

通いの場
事業デザイン

通いの場がもつ効果を理解したうえで、実態把握をしていきましょう
通いの場は、体操教室や茶話会などの活動拠点としてのみでなく、ひととひとのつながりや、役割の創出、見
守りなどさまざまな効果をもっています。これらの視点を持ち実態をみにいくと、より多くのことが見えてく
るでしょう。

各論 / 通いの場の基本的事項を教えてください(意義・効果) 116ページ

大事な視点
わがまちの通いの場の現状、実態を把握するには、地域包括支援センターや生活支援コーディネ
ーター、民生委員、ボランティアといった地域で住民に日々触れながら活動している方々に聞い
てみることが重要です。庁内の他の課が実施しているものなどもあるかもしれませんので庁内で
も聞いてみましょう。
そして、実際に現地へ足を運んでみましょう。活動実態だけでなく、住民の方々のニーズも直接
聞くことができます。
実態把握の観点としては、運営主体、活動内容、参加人数などの基本的な情報ほか、参加者の性
別や要支援・要介護などの状態像、認知症の有無、興味関心、困りごとなどが考えられます。介
護予防や地域づくりの視点で様々な情報を得ることで、通いの場から他の必要なサポートにつな
いだり、地域の課題として検討したりといった、次の取組につながげることができてきます。
一方で、多数ある通いの場の状況をつねに行政から把握しにいくことも限界があります。例えば
参加者の名簿や出欠などをノートに記録してもらい、定期的に市町村に持ってきていただくこと
を奨励し、通いの場の発表会や交流会を開催して、その協力について表彰したり、といった仕掛
けをして、実態の分かる情報を住民自ら持ってきてもらうようなことも考えましょう。

実際に通いの場から得られた参加者のニーズはどんなものがありますか?
定期的に通っている参加者の状態変化や、生活上の困りごとなど、通いの場は支援ニーズなどの把握がしやす
い場所です。これまでにどのようなニーズを把握できたか、運営者などがどう協力してくれたか、など具体的
なエピソードを聞いてみましょう。
仮説と検証による総合事業の見直しプロセス / STEP 2-A “高齢者”って誰のこと?

65ページ

把握した通いの場の実態を関係者にフィードバックしてみよう
関係者に各所から集めた実態把握の情報を共有し、どんな気付きがあるか、横展開できそうな工夫やノウハウ
はないか、次に市町村としてどういったアクションがあった方がよいか、などを対話してみましょう。
総論 / 地域づくりにおける対話の重要性について教えてください

120

33ページ