地域づくり支援ハンドブックvol.1 (35 ページ)
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出典情報 | 支援パッケージ(地域づくり支援ハンドブック)について(5/15)《厚生労働省》 |
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地域づくりは、ひとづくり。前に進み、経験しながら学んでいきましょう。
どんな先行事例の地域も、試行錯誤を繰り返し、ひとが学びながら創り上げてきた
ものです。
地域は「ひと」がつくっている
l 地域は「ひと」「活動」「環境」それぞれの集合と考えることができますが、このうち地域づくりで最
も重要な要素は「ひと」だと考えられます。
l 自然環境などを人為的に変えることは難しいですが、文化や慣習といったものも含めて、地域の様々な
資源や活動、事業などはすべて誰かが作ってきたものです。そして、高齢者の生活を支える支援を考え
るのも、それを活動・事業として実際に行うのも、すべて「ひと」やそのつながりです。
l 市町村の職員のみでなく、地域包括支援センター、サービス提供事業所、生活支援コーディネーターや
連携する医療者、通いの場の担い手や民生委員、ボランティアといった住民まで、地域に関わるあらゆ
る方々が「ひとづくり」の対象です。地域づくりの目指す姿や大切さを知ってもらい、共感してもらい、
仲間になってもらいましょう。
経験による「ひとづくり」
l では地域づくりができる・協力してくれる「ひと」を育てていくにはどうすればよいでしょうか?
l 全く同じ地域が存在せず、決まった解決方法のない地域づくりにおいて、最も実践的なのは「経験によ
る学び」を繰り返していくことだと考えられます。経験学習のサイクルとも言われます。
l 地域づくり自体も仮説と検証、トライ&エラーの連続です。そのなかで多くのアクションをして、経験
を積み、振り返り、「地域づくりってこうしていけばいいのかな?」といった自分たちなりのやり方を
見出し、それをまた実践で試していくことを繰り返していきましょう。
経験をする
新たな機会で
実際に試す
ひとづくりの
経験学習サイクル
内省をする
教訓を自分の
ものにする
これまで地域づくりに関わって体験したことを振り返ってみよう
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