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地域づくり支援ハンドブックvol.1 (20 ページ)

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出典情報 支援パッケージ(地域づくり支援ハンドブック)について(5/15)《厚生労働省》
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介護予防の対象となるのはどんな方ですか?
介護予防の対象はすべての高齢者ですが、総合事業においては特に「可逆性」(ま
だ元気になれる)のあるフレイル(虚弱)の方々に地域での自立した生活に戻って
いただくことを目指します。「もう年だから」と諦める風潮を是正しながら、必要
な支援をしていきましょう。

高齢者の機能レベルからみた介護予防の必要性
l 加齢に伴い高齢者の機能レベルは自立から虚弱、そして要介護へと低下してしまうため、生活機能が低
下した虚弱高齢者を早期に把握し、例えば短期集中予防サービスにより集中的に介入することで地域で
の自立した生活に戻っていただくといった介護予防の取組が重要となります。

自立

セルフケアの
啓発・実践

早期発見

虚弱

セルフマネジメント
(早期対応)

集中的介入

介護予防の
メインターゲット
(多様なサービスや
地域の力で支える)

認知症施策、医療連携など
包括的な支援

要介護

重度化防止

介護サービス

介護保険給付で
支える

出典:一般財団法人 長寿社会開発センター『地域包括支援センター運営マニュアル3訂』(令和4年4月) P231を 一部改変

高齢期の特徴であるフレイル(虚弱)とは?
l フレイルは小さなことから徐々に機能低下して要介護へと近づく状態であるため、高齢者本人に自覚が
ないことが多いです(=潜在的な介護予防の対象者は多くいる)。虚弱にも様々な状態(多面性)があり
ますが、早期の発見と専門家による適切な支援により、まだまだ元気になれる(=可逆性・可能性)とい
うことが最大の特徴です。

健康と要介護の中間

多面性

(どう過ごすかが重要な期間)

(身体的・精神的・社会的な虚弱)

可逆性
意欲や能力を引き出すことで
まだまだ十分に健康に戻れる
出典:公益社団法人 東京都医師会・東京都「住み慣れた街でいつまでも―フレイル予防で健康寿命―」(平成29年3月)より一部改変

専門職が短期集中的に介入し、元気になるきっかけを創り出すのが短期集中予防サービスです
各論 / どうして総合事業の多様なサービスの中で、短期集中予防サービスを作った方がよいと言われるのでしょうか? 102ページ

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