地域づくり支援ハンドブックvol.1 (36 ページ)
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出典情報 | 支援パッケージ(地域づくり支援ハンドブック)について(5/15)《厚生労働省》 |
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都道府県には、伴走時のみでなく支援の環境構築や継続的なフォローも含めて、多
面的な役割が期待されています。試行錯誤しながら市町村への効果的・効率的な支
援を目指しましょう。
支援の投資対効果も意識しながら戦略的に
l 伴走支援には相応に時間や労力が必要なため、特定の市町村に介入し続けることや、同時に多数の市町
村に伴走支援に入ることは現実的ではないかもしれません。支援に費やせるリソース(人員、予算、期
間等)を見込んだ上で、計画的・戦略的に支援をしていくことが大事です。
l 都道府県の役割としては、深く関わる伴走支援時以外に、事前の支援環境の構築も大事ですし、常時・
継続的な支援として情報提供や人材育成支援、関係団体とのつなぎといったことも重要な役割です。
l 以下に各場面での役割のイメージを参考として示していますが、必ずしも場面ごとに明確な線引がある
わけではありません。市町村の状況・ニーズに応じて、柔軟な対応を心がけましょう。
伴走支援などの介入時
支援環境の構築・改善
l 管内市町村の地域づくりの状況把握
l 他市町村のデータや傾向との比較、分析
l 都道府県内での支援チーム組成、方針策定
l 対話による関係構築
l 厚生(支)局や本省との連携体制の構築
l ビジョンの明確化
l 制度や事例等の情報収集、アップデート など
l 現状把握、データ比較・分析
l 課題の抽出・整理・優先順位付け
l 要因分析、真因の把握
l 事業見直し案の検討、デザイン
l 具体的施策の検討
常時・継続的な支援
l 関係者の巻き込み、仲間づくり
l 定期的な進捗状況の把握、相談にのる
l 市町村の首長への訴求
l 取組事例や参考情報の収集、管内への発信
l 財源検討、予算確保の支援
l 市町村をまたがる広域的調整
l 外部アドバイザーの派遣 など
l 人材育成、研修の実施
l 関係団体とのつなぎ、場の設定 など
市町村が求めていること、支援者として実施していることや成果、などを整理してみましょう
参
照
株式会社 日本能率協会総合研究所「介護予防・日常生活支援総合事業等の充実のための市町村支援 都道府県マニュアル」
(令和4年3月)、R3年度老健事業
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