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地域づくり支援ハンドブックvol.1 (34 ページ)

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出典情報 支援パッケージ(地域づくり支援ハンドブック)について(5/15)《厚生労働省》
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地域づくりにおける対話の重要性について教えてください
地域づくりでは、関係機関・住民・民間企業や大学など地域の多様な方々が分野の
垣根を超えてつながり、新たな価値を生み出していく共創が求められます。そのた
めには「対話」が重要です。対話をもとにつながる、知る、うまれるという循環を
生み出していきましょう。

対話の重要性
l 対話とは、立場や意見などが異なる人同士が、共通の目的に向けて、互いの言動の背景にある感情・考
え方・価値観などについて言葉にしながら掘り下げていくことで、違いを理解しつつも、将来に向けた
関係性を築いたりアイデアを深めたりしていくプロセスです。
l 対話は「教える−教えられる」といったような固定的なやりとりとは大きく異なる、双方向でクリエイ
ティブな行為であり、地域づくりを進めるために最も重要なことのひとつといえます。まずは、関係の
近い人たちとの対話の場を設けることから始め、その輪を広げていきましょう。

つながる ‒ 知る ‒ うまれる の好循環を
l 地域の多様な関係者と協力しながら地域づくりを進めるには、対話をベースと
した関わり方が大切です。つながる・知る・うまれるというサイクルを意識し
て、支援に取り組みましょう。このプロセスは、人や地域を育むことにもつな
がります。
l つながる(対話)

つながる

行政、専門職、住民や関係機関などが対話を通じてつながることで、地域づく
りの仲間となり、チームが形成できてきます。お互いの背景や価値観が違うこ
とを前提として理解しつつ、よりよい地域、そして高齢者の自分らしい暮らし
の実現というビジョンを共有して、関係をつくっていきましょう。
l 知る(共有)
それぞれが持っている知識や情報、行っている事業や活動、その良さや課題な
どを関係者間で共有して、目線を揃えていきます。例えば、事業の見直しを考
える際でも、関係者の課題認識が揃ってくれば、ではどういう方策が効果的

うまれる

知る

か?というように議論が前に進みやすくなります。
l うまれる(創造)
つながる・知るができてくると、新たな意見やアイデアも出やすくなります。
芽吹いたアイデアを育てて、関係者とともに行動に移して、新たな価値を生み
出していきましょう。

まずは自分の職場などで、日頃から対話する習慣を意識してみましょう




株式会社 日本能率協会総合研究所「介護予防・日常生活支援総合事業等の充実のための市町村支援 都道府県マニュアル」
(令和4年3月)、R3年度老健事業

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