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参考資料4_歯学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) (143 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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その発生頻度は低学年時より高くなると考えられる。修学上の適切な環境を確保するためには、ハラスメン
トに対する認識を学生及び教員間で共有するとともに、加害者や被害者を出さないための対応策について、
各施設における臨床実習実施要項等に明記しておくことを考慮する。
(3) 抗体価検査・ワクチン接種
診療参加型臨床実習では患者との接触機会が増えるため、実習を運営する歯学部と、院内感染対策を徹
底する大学病院との間で、以下の観点について協議の上、学生に対し、麻疹、風疹、水痘、ムンプス、B 型
肝炎等の抗体価検査やワクチン接種等を受けさせる必要がある。病院内に持ち込まれる病原体から患者を
守る。
学生及び教職員を院内・院外の感染源から守る。
(4) 障害や実習で使用する物品・薬品等にアレルギーを有する学生への対応
障害や実習で使用する物品・薬品等にアレルギーを有する学生については、大学が学生間の公平性の確保
に留意し慎重かつ十分に検討の上、実習を計画し実施する。
(5) 放射線被ばく管理
診療参加型臨床実習に参加する学生の電離放射線被ばく管理を行うことは学生の安全確保のために重要で
ある。学生の電離放射線被ばくについて、以下に指針を示す。
① 電離放射線被ばくのおそれのある実習は必要最小限に限定すべきである(可能かつ合理的な範囲で被ば
くのおそれの無い場所での見学にとどめる等)。
② 学生を放射線診療従事者として取り扱うかどうかは、実習の内容に応じて、大学(大学病院)で判断す
る。
③ 学生を放射線診療従事者として取り扱う場合は、放射線診療従事者として事前の放射線健康診断、放
射線教育と個人モニタリングが必要である。
④ 学生を放射線診療従事者として取り扱わない場合でも、適切な方法で線量管理・記録等(例えば、電子
式ポケット線量計貸与、管理区域への入退室記録等)を行う必要がある。
7.アンプロフェッショナルな行動をとる学生への対応
診療参加型臨床実習では、一般的な大学生として求められる行動以上の社会性や倫理観を求められることが
あり、将来、歯科医師として歯科医療に従事させることができないと考えられる「アンプロフェッショナルな
行動をとる学生」への対応が必要となる場合がある。
なお、アンプロフェッショナルな行動は多種多様な行動が含まれることから、行動の識別や対処をより容易
にするためにも、各大学での情報の蓄積、他大学との共有を行うことが望ましい。

アンプロフェッショナルな行動(例示)

・挨拶をしない。
・無断欠席や遅刻。
・実習中の無断外出。
・友人の実習生の遅刻を「代返」する。
・指導歯科医等周囲に対して嘘をつく。
・二日酔いや睡眠不足の状態で実習に参加する。
・患者さんやスタッフに対して暴言をはいたり無視をしたりする。
・体調不良を申告せず隠した状態で実習に参加する。
・エレベーターやバスの中等、状況をわきまえず患者情報の話をする。
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