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【資料3】介護現場の生産性向上の推進 (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36608.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第233回 11/30)《厚生労働省》
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(補足)排泄支援時の移乗支援機器導入によるタイムスタディ調査
令和5年度「介護ロボット等による生産性向上の取組
(業務時間削減等の効果)
に関する効果測定事業」から作成
令和5年度の効果測定事業において、排泄支援時における移乗支援の負担軽減の効果検証として、移乗支援機器(非装
着)を導入した結果、「移動・移乗・体位変換」及び「排泄介助・支援」の合計時間は増加した。
なお、機器導入以前は排泄支援を職員2名体制としていていたところ、機器導入により1名体制へとオペレーションの
変更を行った。これにより、職員の対応が2名から1名となったことで、職員の業務時間としては、9分減少した(注)
と考えることができる。

【移乗支援(非装着)】職員タイムスタディ調査(1日当たりの業務時間)

事前n=55, 事後n=52

【移乗支援(非装着)】利用者タイムスタディ調査(排泄支援1回当たりの業務時間)

(n=5、事前:14回分、事後:15回分)
オペレーションが変更できた5施設のうち、事前・事後とも
に利用者向けタイムスタディ調査に回答があった利用者が対象。
・事前:排泄予測機器を使用して通常の手順によりトイレ誘導
を行った時間を集計。事前調査では2名で介助している
ため、事前調査の所要時間を2倍と設定して集計
・事後:排泄予測機器及び移乗支援機器を使用して通常の手順
によりトイレ誘導を行った時間を集計。
(注)人員体制を2名から1名に変更した施設について、利用者
タイムスタディ調査結果を、職員1人あたりの業務時間
に読み替えると、利用者タイムスタディ調査における
「移動・移乗」の業務時間は、事前では17.2分を要する
作業を2名で対応していたが、8.2分を要する作業を1名
で対応できるようになったものと考えることができる。 18