第138回障害者部会 (R5.11.20) における障害福祉サービス等報酬改定に関する
主なご意見について ⑤
各サービスに関するご意見 ②

※ 第138回社会保障審議会障害者部会で
頂いたご意見を事務局において整理したもの

【共同生活援助関係】

○ 一人暮らし支援も重要だが、重度化・高齢化に対応する体制になっていないところが一番の問題点。特に、現行の世話
人の配置という基準では、現場で対応できない人たちが非常に多く、早急な見直しが求められる。
○

総量規制について、質の担保をどうしていくかということが非常に重要。現在、強度行動障害を有する人の受入れにつ
いて評価していこうという話もあり、地域移行を進めるに当たってニーズが拡大していく中で、総量規制の対象に挙げる
のは、やや時期尚早ではないか。

○

総量規制について、全体としては、空室があるグループホームも存在しているものの、そうしたグループホームの大多
数が中・軽度障害者向けのものであり、重度障害者向けのグループホームは、待機している方がどの地域にも一定数いる。
今後、更なる地域移行、家族からの自立を含め、重度の方のグループホームの需要は減ることはない。今回の障害福祉計
画においても、重度障害者の利用見込みを別に見積もることになったことも踏まえて、重度障害者向けのグループホーム
が増えるように、総量規制も含めて検討いただきたい。

○

一人暮らしに移行した場合、居住地特例が終了することとなる。本人が選んだ地域で暮らすのは当然だが、積極的にグ
ループホームを整備し、他市町村の人も受け入れてきた市町村が取組を後退させないよう、工夫していただきたい。

【自立生活援助関係】
○

自立生活援助は、なかなかサービスの広がりが見られないという課題があるとは承知しているが、非常にきめ細かな
サービスを必要とするものであり、サービス管理責任者の配置基準を、現行の30対１からいきなり倍の60対１にすること
については、ユーザーの立場からすると、かなり心配なところがあるため、慎重な議論が必要。

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