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介護保険最新情報vol.1268(「介護給付費適正化における住宅改修等の点検および福祉用具購入・貸与調査の取組促進に向けた手引き」について) (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/index_00010.html
出典情報 「介護給付費適正化における住宅改修等の点検および福祉用具購入・貸与調査の取組促進に向けた手引き」について(6/3付 事務連絡)《厚生労働省》
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訪問による点検のポイント
特殊な住宅(店舗兼自宅など)の場合、図面や写真などだけでは確認・判断がつきにくいケースもあります。
必要に応じて、訪問による現地確認を行うことも有効です。
特に書面確認により疑義が生じた場合には 適正化担当の職員と専門職が協力し、利用者宅の現地確認を
行うことで、その施工内容が利用者にとって必要であるか、適切であるかといった判断がしやすくなります。

ポイント1︓利用者の状態を把握し、 目標 ・ 住宅改修が必要な理由を確認する

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No.9

【目的】
● 利用者の視点︓利用者のADL(日常生活動作)やIADL(手段的日常生活動作)、
QOL(生活の質)の問題点や課題を把握する
● 目標設定︓どのような課題を解決するために住宅改修を行うのかを明らかにする



● 書面だけでは確認しきれない点について、現地にて目視し、利用者等へ聞き取りを行うことで明らかにする
【解説】
介護給付適正化事業を実施する目的は前述のとおりであり、利用者の問題点を明確化するとともに、どの
ような課題を解決するための住宅改修であるか(住宅改修が必要な理由)を把握するため、事前に利用者
の生活目標を設定することが重要となります。
実際に利用者宅へ訪問し、利用者の身体機能と住環境の課題を目視または聞き取りで確認すること
で、申請内容の確認・妥当性の判断がしやすくなり、支給申請時や支給後のトラブル(給付対象外の施工
等)を防ぐことができます。疑義が生じた場合には、その場で別の改善案の提案や相談に繋げることができ、
利用者・家族等の納得感も高まります。
また、実際に訪問による点検が難しい場合には、テレビ電話やWEB会議システムなどのICTを活用し、利用
者の実際の活用状況・動作等を確認することも一案です。

【確認ポイント】
訪問時、以下について確認しましょう。
 利用者のADL(日常生活動作)やIADL(手段的日常生活動作)、QOL(生活の質)の
問題点や課題がある
→ 住宅改修の必要性がある
 利用者の課題を解決するために住宅改修が必要であり、住宅改修による目標設定が明確である
→ 改修内容に妥当性がある
 施工内容、施工箇所、必要とする部材が適切である
→ 改修内容が適切である

 利用者の動作確認、実際の改修箇所を確認し、複数の改修案を提示し具体的な検討をした
→ 利用者・家族、介護支援専門員、事業者、専門職等で判断し、申請した改修内容が
適切である

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