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介護保険最新情報vol.1268(「介護給付費適正化における住宅改修等の点検および福祉用具購入・貸与調査の取組促進に向けた手引き」について) (57 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/index_00010.html
出典情報 「介護給付費適正化における住宅改修等の点検および福祉用具購入・貸与調査の取組促進に向けた手引き」について(6/3付 事務連絡)《厚生労働省》
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Ⅵ. 多職種連携の場の活用に向けた取組事例
住宅改修の点検や福祉用具購入・貸与調査においては、利用者の身体機能・生活状況・住環境と適したサー
ビス提供ができているかが重要となります。リハビリテーション専門職や建築士など様々な専門職を活用しましょ
う。 しかし、保険者によっては専門職の関与が難しいという課題もあります。これらの課題を解決するための取組
事例を紹介します。

取組事例① 多職種連携体制構築の試み

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No.1,19,41,60,61

【取り組みの背景】
介護支援専門員や受給者から申請を受け付けた際、住宅改修の給付内容や制度自体、十分理解されていな
い現状がありました。また、近隣3市で住宅改修事業者は共通していたものの、市によって支給に関する考え方
が異なる点もあったため、統一した判断ができるようにしたほうがよいという考えから、3市合同で研究会を設立しま
した。行政職、医療・介護・福祉に従事している専門職(リハビリテーション専門職、介護支援専門員等)、
福祉




















用具・住宅改修事業者等が集まって話し合うことが出来る場として、定期的に研修会を開催し、関係づくりに取り
組んでいます。
【参加者】
医療・介護・福祉に従事している専門職や、行政職に声掛けをしています。開催する時間帯にもよりますが、昼
~夕方に開催する場合は介護支援専門員が多く、夜間の場合はリハビリテーション専門職が多く参加していま
す。また、医師・看護師・薬剤師等、各職能団体にも声掛けし、興味のある方にも参加いただいています。
【取組の効果】
参加者からは、行政が考えていることが分かった、他職種の様々な視点からの意見が聞けて参考になった、
実際の事例を通して分かりづらかった部分が分かった、日頃の自身の住宅改修を担当するうえでの参考になった
等の声がありました。また、各市の行政職員からは、市独自の考えを他市とすり合わせを行うことができたという
声が聞かれました。
【今後に向けて】



将来的に、住宅改修や福祉用具の選定に関係する職員および専門職のスキルアップにつなげ、適切な住環
境整備や福祉用具の選定を提供できることを目標としています。
保険者による研修会の開催
[事例]
・近隣の保険者と合同で、複数保険者での研修会を開催した。(参加対象者︓住宅改修事業者、
介護支援専門員等の住宅改修・福祉用具の購入貸与に関連する職種)
・軽度者の支給申請について、取り扱い事業者を対象にした研修を開催した。
→研修会を開催し、申請にあたって事前に注意していただく点、点検調査の視点等を周知することで、
申請書類の差戻しを減らす効果が期待でき、保険者側の業務負担軽減につながります。

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