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介護保険最新情報vol.1268(「介護給付費適正化における住宅改修等の点検および福祉用具購入・貸与調査の取組促進に向けた手引き」について) (34 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/index_00010.html
出典情報 「介護給付費適正化における住宅改修等の点検および福祉用具購入・貸与調査の取組促進に向けた手引き」について(6/3付 事務連絡)《厚生労働省》
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訪問による調査のポイント
疑義が生じた場合、適正化担当職員と専門職にて現地確認し、専門的な観点に基づき説明することで、利
用者や福祉用具販売事業者の理解が得られやすくなります。

ポイント1︓福祉用具を購入する利用者の状態を把握し、 目標を確認する

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No.31

【目的】
● 利用者の視点︓利用者のADL(日常生活動作)やIADL(手段的日常生活動作)

QOL(生活の質)の問題点や課題を把握する
● 目標設定︓どのような課題を解決するために福祉用具が必要なのかを明らかにする
● 書面だけでは確認しきれない点を、 現地にて目視し、 利用者等へ聞取りを行うことで明らかにする
【解説】
介護給付適正化事業の目的は前述のとおりであるが、利用者の問題点を明確化するとともに、どのような課
題を解決するための福祉用具であるかについて、事前に目標を設定することが重要となります。
福祉用具の購入は、貸与とは異なり、購入後に変更することができないことから、福祉用具購入前の目



標設定を明確にし、福祉用具購入の必要性を把握することは有用です。また、適切ではない商品が選定さ
れている場合には、その場で別の改善案の提案や相談に繋げることができ、利用者等の納得感も高まります。
ケアプランが作成されている利用者については、福祉用具サービス計画、ケアプラン等の利用目標と照らし合
わせて、福祉用具購入の目的が合致しているか、利用者の身体状況や動作能力を評価しましょう。
また、実際に訪問による点検が難しい場合には、テレビ電話やWEB会議システムなどのICTを活用し、利用
者の実際の活用状況・動作等を確認することも一案です。

【確認ポイント】
以下について確認しましょう。 事前相談の際、予め福祉用具サービス計画やケアプラン等も提示してもらうと判
断の参考になります。
 利用者のADL(日常生活動作)やIADL(手段的日常生活動作)、QOL(生活の質)の
問題点や課題がある
→ 福祉用具の必要性がある
 利用者の課題を解決するために福祉用具が必要であり、福祉用具の購入目的が明確である
→ 福祉用具購入の必要性がある
 福祉用具サービス計画、ケアプラン等の利用目標が、利用者の課題解決とも合致している
→ 福祉用具の購入に妥当性がある
 福祉用具を使用した際の利用者の動作を確認し、複数の案を提示し具体的に検討した
→ 利用者・家族、介護支援専門員、福祉用具専門相談員、専門職等で協議し、
申請した福祉用具は適切であると判断できる

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