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(別添2)「過労死等の防止のための対策に関する大綱」(本文) (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41932.html
出典情報 「過労死等の防止のための対策に関する大綱」の変更が本日、閣議決定されました(8/2)《厚生労働省》
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令和5年度は1,023件(うち死亡247件)となっている。また、労災
支給決定(認定)件数は、近年は200件前後で推移しており、令和5年度
は216件(うち死亡58件)となっている。令和5年度は労災請求件数・
支給決定(認定)件数とも、業種別では「道路貨物運送業」が、職種別では
「自動車運転従事者」が最も多い。年齢別では労災請求件数・支給決定(認
定)件数ともに50歳代、60歳以上、40歳代の順で多い。また、性別で
は、労災請求件数の83.3%、労災支給決定(認定)件数の91.7%を
男性が占めている。
次に、業務における強い心理的負荷による精神障害に係る労災請求件数は
増加傾向にあり、令和5年度は3,575件(うち未遂を含む自殺212件)
となっている。また、労災支給決定(認定)件数も増加傾向にあり、令和5
年度は883件(うち未遂を含む自殺79件)となっている。令和5年度は、
労災請求件数・支給決定(認定)件数とも、業種別では、「社会保険・社会
福祉・介護事業」が、職種別では、「一般事務従事者」が最も多い。年齢別
では労災請求件数では40歳代、30歳代、50歳代の順で多く、労災支給
決定(認定)件数では40歳代、20歳代、30歳代の順で多く、脳・心臓
疾患に比べ若年層に多くなっている。さらに、性別でみると、労災請求件数
の51.7%、労災支給決定(認定)件数の46.7%が女性であり、特に
「社会保険・社会福祉・介護事業」や「医療業」においては、女性の比率が
労災請求件数・支給決定(認定)件数ともに7割を超えている。
令和5年度の精神障害に係る労災支給決定(認定)件数を出来事の類型別
でみると、「上司等から、身体的攻撃、精神的攻撃等のパワーハラスメント
を受けた」、「業務に関連し、悲惨な事故や災害の体験、目撃をした」、「セク
シュアルハラスメントを受けた」の順に多く、自殺(未遂を含む。)に限っ
てみると、「仕事内容・仕事量の大きな変化を生じさせる出来事があった」、
「上司等から、身体的攻撃、精神的攻撃等のパワーハラスメントを受けた」、
「1か月に80時間以上の時間外労働を行った」及び「転勤・配置転換等が
あった」の順に多くなっている(以上、厚生労働省「過労死等の労災補償状
況」による。)。
イ.国家公務員の公務災害の状況
一般職の国家公務員について、令和5年度の脳・心臓疾患に係る公務災害
認定件数は3件(うち死亡2件)で、令和元年度以降の5年間は0件から3
件の範囲で推移している。令和5年度の職種別では一般行政職2件、公安職
1件、年齢別では30歳代2件、40歳代1件となっている。また、令和5
年度の精神疾患等に係る公務災害認定件数は6件(うち自殺1件)で、令和
元年度以降の5年間は6件から13件の範囲で推移している。令和5年度の
職種別では一般行政職2件、公安職3件、その他1件、年齢別では20歳代

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