資料1 地域包括ケアシステムの推進、相談支援、認知症施策の推進について (85 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_50085.html |
出典情報 | 社会保障審議会 介護保険部会(第117回 2/20)《厚生労働省》 |
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地域包括ケアシステムにおける相談支援等の在り方について
現状・課題
(居宅介護支援事業所の役割を踏まえたケアマネジャーの専門性の発揮)
○ こうした居宅介護支援事業所の役割の中で、ケアマネジャーは、かかりつけ医等、医療を含む地域の関係者と顔の見える
関係を構築しながら、尊厳の保持と自立支援を図る一連のプロセスを担うことが重要。このようなケアマネジャーに求めら
れる役割に応じて、必要な専門性が発揮できるような取組を進めることが必要。
○ 他方で、現在のケアマネジャーの年齢構成等を踏まえると、10年以内には、ケアマネジャーの担い手は急激に減少してい
くことが見込まれているところ、業務範囲の整理、研修の在り方の見直し、ICTの活用といった負担軽減の取組をあわせ
て進めていくことが必要。
(地域包括支援センターの役割)
○ また、地域包括支援センターは、地域における医療・介護の連携の強化とともに、複雑化・複合化した課題を抱える高齢
者やその家族等に対する切れ目のない支援を行うため、地域で暮らす高齢者の関心事や多様な主体による活動状況を把握し
つつ、地域のネットワーク構築を行い、地域づくりにより一層深く関わっていくことが必要。
○ こうした観点から、地域包括支援センターは、在宅医療・介護連携推進事業や生活支援体制整備事業などの事業間連動を
深めるとともに、市町村が設置する「地域ケア会議」に主体的に関与していくことが期待される。
(主任ケアマネジャーの役割)
○ 上記を踏まえて、主任ケアマネジャーは、包括的・継続的ケアマネジメント支援の担い手となることが期待され、そのう
えで、特に、
・ 居宅介護支援事業所においては、対応が難しい事例への様々な支援や、事業所内のケアマネジャーの指導・育成を行う
こと
・ 地域包括支援センターにおいては、地域のケアマネジャーに対する支援を行うとともに、他の専門職や関係機関等と連
携しながら、地域の現状を把握・分析し、将来像やニーズに合わせた社会資源の創出など、地域課題を解決する方策を検
討すること
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といった役割を担うことが考えられる。