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資料1-2-12診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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度な肺血流を維持する。適応基準を満たせば、乳児期中期の両方向性 Glenn 手術(図2C)を経て、1−2 歳
に Fontan 型手術(図2D:上下大静脈からの静脈血が心室を介さず肺動脈に直接還流するように血行動態
を修正する手術)を施行実施する。ただ、順調なフォンタン Fontan 循環であっても通常の慢性うっ血性心不
全状態であるため、いつか、肺循環心室を持たないことから、心臓のみならず内臓臓器にも負担がかかり、
長期的には破綻していくこととなる。フォンタン型心機能や肺血管抵抗値から Fontan 型手術は根治的手術
ではない。また、フォンタン型手術の適応外となった群には、効果的な薬物治療はなく症例では、ACE 阻害
薬、や利尿薬などの効果は限定的であり、対症療法のみとなるを行う。

左室型単心室

図1:左室型単心室症に対するフォンタン型手術

図2A:肺動脈閉鎖を伴う右室型単心室症(A)、図2B:BT シャント手術後、図2C:両方向性グレン手術後、図2D.

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