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資料1-2-12診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (63 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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<診断基準>
Definite、Probable を対象とする。ただし、薬剤性を含む二次性のものを除外する。
先天性腎性尿崩症の診断基準
A.症状 (注 1)
1. 口渇
2. 多飲
3. 多尿
B.検査所見(注 2)
1.尿量は成人において1日 3,000mL 以上(乳幼児で又は体表面積あたりの尿量が 40 ml/kg 以上、小児に
おいては 2,500mL000 ml/m2 以上)。
2.尿浸透圧は 300 mOsm/kg 以下。
3.水制限試験においても尿浸透圧は 300mOsm/kg を超えない。
43.血漿バソプレシン濃度は定常状態で 1.0 pg/mL 以上である。
54.高ナトリウム血症を認める(注 3)。
5.水制限試験においても尿浸透圧は 300 mOsm/kg を超えない(注 4)。
6.バソプレシン負荷試験で尿量の減少と尿浸透圧の上昇を認めない(完全型)。
部分型(軽症型)では軽度の尿量の減少と尿浸透圧の上昇を認める。
C.鑑別診断
以下の疾患を鑑別する。
中枢性尿崩症、心因性多飲心因性多飲症、高カルシウム血症、低カリウム血症、間質性腎炎、慢性腎盂腎
炎、薬剤(炭酸リチウムなど)による腎性尿崩症
D.遺伝学的検査
抗利尿ホルモンバソプレシン V2 受容体遺伝子、又はアクアポリン 2 遺伝子の病原性変異
<診断のカテゴリー>
Definite 1:Aのいずれかを満たし、Bの5項目全てを満たし、Bの 1、2、3、4、6 を満たし、Cの鑑別すべき疾患を
除外し、Dを満たすもの。
Definite 2:Aの全てを満たし、B の 1、2、3、5、6 を満たし、Cの鑑別疾患を除外し、Dを満たすもの。
Probable:乳幼児期までに発症した例で、Aのいずれか 1:Aの全てを満たし、Bの5項目 1、2、3、4、6 を満た
し、Cの鑑別疾患を除外したもの。
Probable 2:Aの全てを満たし、Bの 1、2、3、5、6 を満たし、Cの鑑別すべき疾患を除外したもの。

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