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資料1-2-12診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (8 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》 |
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208 修正大血管転位症
209 完全大血管転位症
○ 概要
1.概要
大血管転位症には、完全大血管転位症と修正大血管転位症が含まれる。完全大血管転位症とは、右房と右
室、左房と左室がは正常につながり連続するが、右室から大動脈が、左室から肺動脈が起始しているする先天
性心疾患である(心室-大血管不一致)。心室中隔欠損のない I 型、心室中隔欠損を合併する II 型、心室中隔欠
損+肺動脈狭窄合併の III 型(および心室中隔欠損のない肺動脈弁ないし弁下狭窄合併の IV 型)に分類するを
合併する III 型に分類する(図1)。体血流は酸素飽和度が低く、心室中隔欠損がない I 型では特にチアノーゼが
目立つ。生直後には、卵円孔を介した心房間交通や動脈管開存が生存に必要である。冠状動脈の走行にも多
くの型があり、手術時には重要な所見となる。本邦の先天性心疾患の約 2%を占める。分類別の割合は I 型:約
50%、II 型:約 30%、III 型:約 20%である。男女比は 2:1 である。正常大血管の前後関係が入れ替わったパター
ン(d-TGA)が最も多い。
図1:完全大血管転位
I型
修正大血管転位
II 型
III 型
大 肺
動 動
脈 脈
左房
肺 大
動 動
脈 脈
右房
右室
左室
左室
右室
心室中隔欠損
修正大血管転位症とは、左右の心室が入れ替わり、右房→解剖学的左室(右側)→肺動脈へ繋がり、左房→解
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209 完全大血管転位症
○ 概要
1.概要
大血管転位症には、完全大血管転位症と修正大血管転位症が含まれる。完全大血管転位症とは、右房と右
室、左房と左室がは正常につながり連続するが、右室から大動脈が、左室から肺動脈が起始しているする先天
性心疾患である(心室-大血管不一致)。心室中隔欠損のない I 型、心室中隔欠損を合併する II 型、心室中隔欠
損+肺動脈狭窄合併の III 型(および心室中隔欠損のない肺動脈弁ないし弁下狭窄合併の IV 型)に分類するを
合併する III 型に分類する(図1)。体血流は酸素飽和度が低く、心室中隔欠損がない I 型では特にチアノーゼが
目立つ。生直後には、卵円孔を介した心房間交通や動脈管開存が生存に必要である。冠状動脈の走行にも多
くの型があり、手術時には重要な所見となる。本邦の先天性心疾患の約 2%を占める。分類別の割合は I 型:約
50%、II 型:約 30%、III 型:約 20%である。男女比は 2:1 である。正常大血管の前後関係が入れ替わったパター
ン(d-TGA)が最も多い。
図1:完全大血管転位
I型
修正大血管転位
II 型
III 型
大 肺
動 動
脈 脈
左房
肺 大
動 動
脈 脈
右房
右室
左室
左室
右室
心室中隔欠損
修正大血管転位症とは、左右の心室が入れ替わり、右房→解剖学的左室(右側)→肺動脈へ繋がり、左房→解
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