地域包括ケアシステムのさらなる推進のための医療・介護・障害サービスの連携 資料-3参考1 (105 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000162533_00001.html |
出典情報 | 令和6年度の同時報酬改定に向けた意見交換会(第1回 3/15)《厚生労働省》 |
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<背景>
○ ニッポン一億総活躍プラン(平成28年6月2日閣議決定)において、介護の重度化防止と自立支援の推進を目的として、
10年間の工程(2016年~2026年)で「適切なケアマネジメント手法の策定」を行うこととされた。
○ 本人の尊厳を保持し、将来の生活の予測に基づいた重度化防止や自立支援を実現するためには、多職種連携をより円
滑化して各職種の専門性を活かし、本人の状態の維持・改善を目指す個別支援が必要とされている。
<課題>
○ 制度発足後今日まで、介護支援専門員の経験の差やほかの職種との関係性、所属事業所の環境等によって、
ケアマネジメント(インテーク~モニタリング迄)のプロセスにおけるアプローチ方法に差異が生じているとの指摘がある。
○ 将来の生活の予測に基づいた支援を組み立てるには、根拠に基づいて整理された知見に基づいた実践が求められるが
支援内容の体系が整理されていないため、属人的な、経験知だけに基づく実践となっている場合もある。
<目的>
○ ケアマネジメントの「差異」の要因と考えられる、個々の介護支援専門員の属人的な認識(知識)を改め
「支援内容」の平準化を図る。その為に「利用者の状態に対して最低限検討すべき支援内容」の認識(知識)
を体系化し共有化することにより「差異」を小さくするための手法の策定と普及を行う。
○ 介護支援専門員に必要な知識(エビデンス等)を体系化し付与することで、サービス担当者会議等において「根拠の明確
な支援内容」を示せる事により他職種と支援内容の共有化を図る。
○ ケアマネジメントプロセスをより有効なものとし、他職種との役割分担や連携・協働の推進、モニタリング手法の明確化、ひ
いてはケアマネジメントの質の向上、自立支援の推進を図る。
<これまでの成果実績(主な内容)>
平成28年度:脳血管疾患・大腿骨頸部骨折がある方のケア 平成29年度:心疾患(心不全)がある方のケア
平成30年度:認知症がある方のケア
令和元年度:誤嚥性肺炎の予防のためのケア
令和 2年度:基本ケアを中心とした手法の再整理等
令和 3年度:複数疾患がある方のケアの手法や疾患以外の高齢者の特徴に着目した手法の検討
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