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参考資料1 血液製剤の安全性の向上及び安定供給確保を図るための基本的な方針の改正(案)について(平成 30 年度第4回血液事業部会資料3より一部抜粋) (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32011.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会運営委員会(令和4年度第5回 3/20)《厚生労働省》
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しょう

漿 を供給するまでの各工程で無駄がないかなどを検証し、
しょう
コスト削減に努めることにより、少しでも安価な原料血 漿
が供給できるよう努力をする必要がある。
しよう
また、国は、需給計画策定時における原料血 漿 の標準価
格(以下「標準価格」という。)の計算方式の改善や、原料
しよ う
血 漿 配分量及び標準価格の複数年契約化等による標準価格
しよ う
のあり方そのものの見直しなど、採血事業者、血 漿 分画製
剤の製造販売業者等の協力を得て検討を行う。
し ょう
3 血 漿 分画製剤
しょう
多くの血 漿 分画製剤(血液製剤代替医薬品を含む。以下
同じ。)は、薬価収載されて以降三十年を超えて医療現場に
安定的に供給され、我が国の医療に貢献している一方、薬価
しょう
が下落し続けている状況である。加えて、我が国の血 漿 分
しょう
画製剤の需要に応じた血 漿 成分採血比率の上昇による原料
しょ う
血 漿 の価格の上昇、または為替レートの変動による原料価
しょ う
格の上昇などにより、血 漿 分画製剤の製造販売業者の収益
を強く圧迫していることが懸念される。
し ょう
血 漿 分画製剤の採算性の悪化によって、安定供給が求め
し ょう
られる血 漿 分画製剤の供給に支障を来さないよう、十分配
慮することが必要である。
国、製造販売業者、卸売販売業者、医療機関及び薬局にお
しょう
いては、医療に不可欠な血 漿 分画製剤の価値に見合った価
格交渉により、単品単価による取引を推進する必要がある。
五 コンプライアンスの強化
製造販売業者等は、コンプライアンス行動規範を見直し、必
要に応じ改定等の措置を講じることにより、効果的・継続的に
コンプライアンス体制の強化を推進していくことが必要である

六 複数の採血事業者を想定した血液事業のあり方
国は、国内自給及び安定供給の確保、献血者の健康保護及び
献血者が採血事業者を選択できる選択権の確保等を念頭に、審
し ょう

2 血 漿 分画製剤
しょう
血 漿 分画製剤については、製剤により状況は異なるもの
しょう
の、海外の血 漿 に由来する製剤(以下 輸入製剤 という。
に一定程度依存している。主な製剤であるアルブミン製剤の
国内自給率が近年伸びないのは、輸入製剤の方が販売価格が
安いためという指摘があり、ここ数年は輸入製剤の販売量が
若干増加している。国内の献血由来の製剤の販売量を伸ばす
ためには、輸入製剤と価格競争ができるよう努力する必要が
し ょう
ある。そのためには、原料血 漿 価格の低減、製造コストの
削減、製造規模の拡大などに取り組むことが重要である。

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