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参考資料1 血液製剤の安全性の向上及び安定供給確保を図るための基本的な方針の改正(案)について(平成 30 年度第4回血液事業部会資料3より一部抜粋) (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32011.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会運営委員会(令和4年度第5回 3/20)《厚生労働省》
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。例えば、抗血液凝固第Ⅸa/Ⅹ因子ヒト化二重特異性モノク
ローナル抗体のように、作用が長時間持続することが期待でき
、また、皮下注射が可能となるといった、患者の利便性に資す
る医薬品の開発が期待される。
また、抗凝固因子を低下させることで生体内での凝固因子と
抗凝固因子とを平衡化することにより血友病の治療を行う医薬
品の臨床試験が進んでおり、インヒビターの有無にかかわらず
、皮下注射により治療を行うことが期待されており、国は、臨
床試験の状況を注視していく。加えて、HLAの不適合のリス
クを回避できるなどの利点を有するiPS細胞由来の血小板の
研究開発が期待される。
国は、学会等からの要望を受け、欧米等では使用が認められ
ているが、国内では承認されていない血液製剤等や適応につい
て、所管部局内で開催される検討会において、諸外国での承認
状況や科学的な根拠に基づき検討を行った上で、製造販売業者
への開発要請等を通じて、開発が推進されるよう努める。
四 血液製剤等の価格等
1 輸血用血液製剤
輸血用血液製剤に係る血液事業は、原料の採血から製剤の
検査、製造、供給に至るまでを、現在は唯一の採血事業者か
つ製造販売業者等が実施しているため、競争原理が働かない
。採血事業者及び製造販売業者等は、血液事業の運営に支障
を来さないことを前提として、輸血用血液製剤を供給するま
での各工程で無駄がないかなどを検証し、コスト削減に努め
ることにより、少しでも安価な製剤を供給できるよう、努力
をする必要がある。

しょう

2 原料血 漿
しょう
採血事業者及び製造業者は、原料血 漿 の確保に関して、
血液事業の運営に支障を来さないことを前提として、原料血

五 血液製剤の販売価格
1 輸血用血液製剤
輸血用血液製剤の販売価格が高いという指摘があり、海外
の輸血用血液製剤と価格を比較すると、日本の方が高いもの
もあれば安いものもあった。輸血用血液製剤にかかる血液事
業は、原料の採血から製剤の検査、製造、供給に至るまでを
日本赤十字社が唯一の事業者として実施しているため競争原
理は働かない。血液事業の運営に支障を来さないことを前提
として、輸血用血液製剤を供給するまでの各工程で無駄がな
いかなどを検証し、コスト削減に努めることにより、少しで
も安価な製剤を供給できるよう、国及び日本赤十字社が努力
をする必要がある。

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