(1)介護サービス事業者における業務継続に向けた取組状況の把握およびICTの活用状況に関する調査研究事業(報告書)(案)[13.6MB] (152 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38545.html |
出典情報 | 社会保障審議会 介護給付費分科会(第240回 3/18)《厚生労働省》 |
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ばよいのか分からない。地域交流としては、法人の 2 か月に 1 回の運営推進会議や
地域ケア会議にて事業所との交流・情報交換も行っているが、BCP 策定に関わる有
益な情報は得られなかった。内容の大枠はひな型のおかげで作成可能だが、作成し
たもの、内容が本当にそれでよいのか、合っているのか、網羅されているのが判断
できない。災害時に実際にはこの通りには行かないのでは無いかと不安がある。今
は今年度中に作り上げなければという意識が強いので、現在は、作成することが目
的となってしまっている。
(#13_地域密着型特定施設入居者生活介護)
ネットから他施設の作成したものを確認するといったことをしていたが、やはり法
人内で相談しあうしかなかった。(#15_小規模多機能型居宅介護)
策定に携わっていないため、回答出来ない。BCP 策定はガイドラインの内容を見て
事業所での策定は難しいと判断し、本部策定となった。細かな部分は事業所ごとに
合わせる予定。
(#17_通所介護(介護予防))
具体的に記載しなければならず時間が掛かる。また、相談先がない。10 年前にイン
フルエンザのクラスター発生が起きた際は、職員も感染するといったことを経験し
たが、かなり期間が開いているため、BCP への反映は難しい。災害は夜であれば良
いが、昼間はデイサービスに来る人がいるため、全員を垂直避難させ、1 つのフロ
アに 3 事業分の人間を移動させるには無理がある。更に職員確保も課題であり、私
自身、施設から 30 分程度のところで住んでいるが、災害時に私を含む職員がすぐ
に来ることが難しい。コロナのクラスターが発生した 7 月の際は職員が感染し、同
じ建物の他事業から補充した職員も感染するということが起き、難しさを感じた。
(#18_短期入所生活介護)
(5) 策定完了した事業所(策定期間に係る要因)
策定期間に関して、1 週間~3 か月程度と比較的短い期間で策定された事業所では、元々
策定していた避難確保計画等を元にしたため比較的短い期間で策定することができたとの
意見があった。3 か月程度であっても、不明点を解消するための調査や他の事業所への照会
のために、時間がかかったとの印象を持っている事業所もあった。
策定期間が 6 か月程度であった事業所では、月 1 回など定期的な会議の場において作成
を進めたため時間がかかった、実際に必要となる物品購入等を同時に進めたため時間がか
かった、内容について法人内での確認に時間がかかったとの意見があった。
策定完了した事業所(策定期間に係る要因) 主な意見
(策定期間が「1 週間程度~2~3 か月程度」の場合)
スタッフで話し合いながら作成したが、なお不明点があったため、インターネット
でのリサーチや他の事業所への照会で策定時間を長く要した。(#10_地域密着型通
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