よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


(1)介護サービス事業者における業務継続に向けた取組状況の把握およびICTの活用状況に関する調査研究事業(報告書)(案)[13.6MB] (232 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38545.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第240回 3/18)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。



研修を月に 1 回実施している割合が最も高いのは訪問入浴介護(9.1%)であった。



自然災害 BCP 策定後の訓練は、半年に 1 回が 20.9%で最も多く、次いで 1 年に 1 回
が 18.5%であった。



訓練を実施している場合の実施方式は、 「机上訓練と実動訓練の両方を実施し
た」 が 41.1%で最も多く、次いで「机上訓練のみ実施した」が 39.6%、「実動訓
練のみ実施した」が 19.0%であった。



訓練を月に 1 回実施している割合が最も高いのは介護医療院(10.0%)、最も低い
のは訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護など(0.0%)であった。



自然災害 BCP 策定後の見直しの実施は、1 年に 1 回が 30.2%で最も多く、次いで
半年に 1 回が 10.0%、3 ヶ月に 1 回が 2.8%、月に 1 回が 1.0%であった。



見直しを月に 1 回実施している割合が最も高いのは通所リハビリテーション
(12.5%)、最も低いのは訪問入浴介護、訪問看護、訪問リハビリテーションなど
(0.0%)であった。

【ヒアリング調査】


策定後の職員への周知の方法については、訓練や研修を通しての周知、委員会等
会議の場での周知、文書の回覧による周知等が挙げられた。



職員が BCP をあまり理解していないことに問題意識がある、BCP を策定したこと
で、災害時の避難だけでなく復旧について具体的な行動を考え始めるきっかけに
なったとの意見があった。



策定後の見直しのタイミングや体制については、委員会等の会議体において見直
すこととしている、定期的ではなく実際に災害などをきっかけに都度更新する等
の意見があった。一方で、現在のところ具体的な見直しの予定がない事業所もあ
った。



実際に見直しを行った事業所で見直された内容としては、新型コロナウイルス感
染症の 5 類への移行や、消防署の点検時の指摘を反映したとの意見があった。



今後見直しが必要と感じる項目については、これまでに想定されていない新たな
感染症が発生した場合の対応が挙げられた。また、自然災害は経験することがな
いので、見直しても十分かわからないとの意見もあった。



BCP 策定の効果
【アンケート調査】


感染症 BCP 策定の効果は、
「感染症に備えた対応事項を組織内で共有することが
できた」(73.9%)、「集団感染発生時の具体的な行動や心構えを事業所内で徹底で
きた」(62.4%)、
「必要な物資を備蓄することができた」(52.6%)の順で高かっ
た。

221