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(1)介護サービス事業者における業務継続に向けた取組状況の把握およびICTの活用状況に関する調査研究事業(報告書)(案)[13.6MB] (165 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38545.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第240回 3/18)《厚生労働省》
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実際に活用した効果としては、移動時間が短縮され職員が業務から離れる時間が少なく
なったとの意見があった。
テレビ電話等を導入している事業所(活用が適すると考える会議体と効果) 主な意見


オンラインで研修を受講することが増え、職員が業務から離れる時間が少なくなっ
たため、テレビ電話の導入にはメリットを感じている。(#4_地域密着型通所介護)



施設内の面会で主に活用した。入居者もご家族も高齢であるため、双方にテレビ電
話の環境が整っているとはいえず、ご家族に施設まで来ていただき、施設の iPad
を貸し出して、施設内の離れた場所でテレビ電話による面会をしていた。毎週水曜
日に、地域包括支援センター(同一建物にない)も交えた会議があるが、それはテ
レビ電話が適している。医師の加算を取るための研修で活用していた。発言が重複
してしまい聞きとりにくい、温度感が分かりづらいなど不便な側面もあるが、移動
時間の削減など、効果が大きい。テレビ電話を使うことで、主要幹部に状況共有が
簡単にできたため、コロナ禍への対応がスムーズにできたことは良かった。多職種
連携のシステム(バイタルリンク)を利用して、Zoom で勉強会を開催することがで
きており、地域全体でスキルが向上している状況である。コロナ禍をきっかけに、
ICT 活用のスキルが向上しているように見受けている。
(#5_介護老人保健施設)



各事業所からの報告など、参加者が別々に意見を発する会議には、テレビ電話は有
効である。例えば、研修会は交通費等がかからず様々の講師を呼べるため、有効に
活用している。
(#9_居宅介護支援)



距離がある法人本部との会議や、外部機関との会議、研修、実習生とのやりとりで
Zoom 会議を利用している。実習生を多く受け入れているが、施設長が業務で外出し
ているときにも相談を受けることができてよい。県内の色々な地区から集合しなけ
ればいけないような会議では利用に向いている。介護福祉会の役員をしているが、
オンライン会議が普及することで、いろいろな施設とのつながりを深められた。集
団感染があった際、園内で感染が発生した階と発生していない階がやりとりすると
きに、LINE で画面を見せながらやりとりをした。隔離された利用者や職員にとっ
て、人と関われないことによる不安を軽減できてよかった。(#12_介護福祉施設)



個人的にオンライン会議が向く会議は一方通行の連絡・報告の会議は向いていると
思う。しかし、コミュニケーション、ディスカッションの会議は対面の方が意図は
伝わりやすいと思う。
(#13_地域密着型特定施設入居者生活介護)



契約やインテーク面接での利用意向はなく、やはり対面で行いたいと思っている。
(#15_小規模多機能型居宅介護)



会議室へ集まる必要がなく、感染症対策になるので良い。役員会、定例会、報告会
といった、その場で考えない、議論・検討をしない会議は向いていると思う。(#
17_通所介護(介護予防))

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