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資料1-1 看護学教育モデル・コア・カリキュラム改訂案(本文) (19 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00005.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第4回 8/6)《文部科学省》
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第1章

看護師として求められる基本的な資質・能力

看護師は医療チームの一員として基本的な価値観を共有し、看護の専門性を発揮することが求め
られる。人々に安心かつ安全で質の高い医療・ケアを提供するために、以下の資質・能力を生涯に渡
って探求することが求められる。
GE:対象を総合的・全人的に捉える基本的能力(Generalism)
対象を全人的・個別的・総合的にみる姿勢や態度、Person-centered Care の考え方を基盤に、生
活者としての対象と家族を支援する。
PR:プロフェッショナリズム(Professionalism)
対象を常に尊重し、法律や倫理的なガイドラインに依拠した看護を、自己責任をもって遂行し、対象や
チームメンバーに対する責任を果たす。
LL:生涯学習能力(Lifelong Learning)
生涯学習の重要性を理解し、キャリア・ビジョンと目標を設定し、適切な学習方略に基づき学習を継
続、評価・探求する。
SO:地域社会における健康支援(Healthcare in Society)
地域社会およびケアシステムと人々の健康・暮らしの関係性を理解し、看護を展開し、地域社会の健
康を支援する。
QS:ケアの質と安全の管理(Quality and Safety)
ケアの質の維持・向上を目指し、ケア提供に対する説明責任を果たし、対象者と医療提供者の危険リ
スクが最小限となるよう行動する。
IP:多職種連携能力(Interprofessional Collaboration)
医療・保健・福祉・介護など患者・家族に関わる全ての人々の役割を理解し、お互いに良好な関係を築
きながら、患者・家族・地域の課題を共有し、関わる人々と協働することができる。
RE:科学的探究能力(Research)
看護学の学術的活動を通して、より良い看護を探究し看護実践の質向上に貢献するとともに、看護学
の発展に寄与する。
CS:患者ケアのための臨床スキル(Clinical Skill)
人々のライフサイクルに応じた看護、健康状態に応じた看護及び生活する場での看護において必要な
技能を修得し、根拠に基づく質の高い看護を実践する。
CM:コミュニケーション能力(Communication)
看護職として、対象ならびに多職種の多様な背景を理解した上で、良好な関係性を構築し相互作用に

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