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資料1-1 看護学教育モデル・コア・カリキュラム改訂案(本文) (52 ページ)
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公開元URL | https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00005.html |
出典情報 | 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第4回 8/6)《文部科学省》 |
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ては看護学教育モデル・コア・カリキュラム改訂案に基づきこれからの議論と検証になるが、本課題を解
決する具体的な方策や支援、各教育機関の環境整備が必要である。2021 年度(令和 3 年度)文部科
学省補正予算「ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業」8)での活用事例や環境
整備など、すでに上記の仕組みや検証が進んでいる大学の取り組みを参照し、進めていく必要がある。
【引用文献】
1)
JAMEP. (2023). 基本的臨床能力評価試験(GM-ITE®). https://jamep.or.jp/gm-ite/ (検索日
2024 年 5 月 18 日)
2)
松山泰, 岡崎仁昭, & 淺田義和. (2022). 3. 動画・音声素材を活用した CBT 開発の経験から. 医学教育,
53(3), 221-227.
3)
西岡加名恵. (2022). 科学教育におけるパフォーマンス評価――「探究的な学習」 に焦点を合わせて――. In
日本科学教育学会年会論文集 46 (pp. 7-8). 一般社団法人 日本科学教育学会.
4)
西岡加名恵(2016).看護教育におけるパフォーマンス評価――あじさい看護福祉専門学校における実践.京都大
学大学院教育方法学講座『教育方法の探究』 (19) 1-10 2016 年 6 月
5)
福井次矢. (2001). 効果的な臨床実習の導入、実施の在り方に関する調査研究. 科学研究費補助金[基盤研究
B(1)]研究成果報告書平成 10〜12 年度. https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT10400016/(検索日 2024 年 3 月 18 日)
6)
医学生が臨床実習で行う医業の範囲に関する検討会. (2022). 医学生が臨床実習で行う医業の範囲に関する
検討会報告書. https://www.mhlw.go.jp/content/10801000/000913643.pdf(検索日 2024 年 3 月
18 日)
7)
日本看護系大学協議会. (2023). 要望書(日看大協第 51 号, 自民党看護問題小委員会宛).
https://www.janpu.or.jp/wp/wp-content/uploads/2023/09/20230905FormalReq.pdf(検索
日 2023 年 11 月 18 日)
8)
文部科学省. (n.d). ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業(令和 3 年度補正).
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/iryou/1415340_00003.htm(検索日 2024 年 5 月 18
日)
3-3.学修方略
コンピテンシー基盤型カリキュラムによる看護学の質保証を実質化するためには、3つの方針の策定、
学修成果の明示、教育課程の体系的な編成、教育方法の工夫、学修に対する指導・支援、学修成果の
把握方法の開発、学修成果の測定、情報蓄積・分析、教育課程・教育方法の改善・向上、定期的な点検・
評価の実施と改善、情報公開・説明責任の一連の実施が必要である。
看護学教育モデル・コア・カリキュラム改訂案で示すコンピテンシー基盤型教育を実践するためには、
目指すべきコンピテンシーとアウトカムに基づき、学修目標を達成するために必要な具体的な教育方法
(Teaching Method)と学修する順序、人的資源や物的資源、対象者、人数、選択・必修等の教育戦
略(Educational Strategy)を合わせた「学修方略」の検討が必要である。第3章第3節では、学修方
略検討のための、①看護学教育に役立つ教育学理論、②授業方法、③教育方法について説明する。
教育方法は、カリキュラム全体の設計、学修者のレディネス(身体的・精神的・経験的・知識的・資源的
準備性)に基づく学修者本位の教育を実施するための効果的かつ魅力的な方法を選択することが求め
られるが、そこには、人的資源や物的資源だけでなく技術的支援、時間、知的財産、情報、加えて大学設
置基準に定められる教育研究実施組織等や、教学マネジメント指針で示される教学マネジメントを支え
る基盤(FD/SD の高度化、教学 IRの確立)も大きく影響し、大学全体レベル・学位プログラムレベル・授
業科目レベルの効果的・効率的な教育方法からの検討、選択、実施、評価、改善も必要となる。
①看護学教育に役立つ教育学理論
看護学教育における教育理論の適用は、効果的な学修準備としての環境構築や、学生の知識および
臨床スキルや態度の向上に寄与する。本稿では、看護学教育において有効な教育学理論について、そ
の理論的枠組みと実践への適応について概説する 1)2)。
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決する具体的な方策や支援、各教育機関の環境整備が必要である。2021 年度(令和 3 年度)文部科
学省補正予算「ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業」8)での活用事例や環境
整備など、すでに上記の仕組みや検証が進んでいる大学の取り組みを参照し、進めていく必要がある。
【引用文献】
1)
JAMEP. (2023). 基本的臨床能力評価試験(GM-ITE®). https://jamep.or.jp/gm-ite/ (検索日
2024 年 5 月 18 日)
2)
松山泰, 岡崎仁昭, & 淺田義和. (2022). 3. 動画・音声素材を活用した CBT 開発の経験から. 医学教育,
53(3), 221-227.
3)
西岡加名恵. (2022). 科学教育におけるパフォーマンス評価――「探究的な学習」 に焦点を合わせて――. In
日本科学教育学会年会論文集 46 (pp. 7-8). 一般社団法人 日本科学教育学会.
4)
西岡加名恵(2016).看護教育におけるパフォーマンス評価――あじさい看護福祉専門学校における実践.京都大
学大学院教育方法学講座『教育方法の探究』 (19) 1-10 2016 年 6 月
5)
福井次矢. (2001). 効果的な臨床実習の導入、実施の在り方に関する調査研究. 科学研究費補助金[基盤研究
B(1)]研究成果報告書平成 10〜12 年度. https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT10400016/(検索日 2024 年 3 月 18 日)
6)
医学生が臨床実習で行う医業の範囲に関する検討会. (2022). 医学生が臨床実習で行う医業の範囲に関する
検討会報告書. https://www.mhlw.go.jp/content/10801000/000913643.pdf(検索日 2024 年 3 月
18 日)
7)
日本看護系大学協議会. (2023). 要望書(日看大協第 51 号, 自民党看護問題小委員会宛).
https://www.janpu.or.jp/wp/wp-content/uploads/2023/09/20230905FormalReq.pdf(検索
日 2023 年 11 月 18 日)
8)
文部科学省. (n.d). ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業(令和 3 年度補正).
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/iryou/1415340_00003.htm(検索日 2024 年 5 月 18
日)
3-3.学修方略
コンピテンシー基盤型カリキュラムによる看護学の質保証を実質化するためには、3つの方針の策定、
学修成果の明示、教育課程の体系的な編成、教育方法の工夫、学修に対する指導・支援、学修成果の
把握方法の開発、学修成果の測定、情報蓄積・分析、教育課程・教育方法の改善・向上、定期的な点検・
評価の実施と改善、情報公開・説明責任の一連の実施が必要である。
看護学教育モデル・コア・カリキュラム改訂案で示すコンピテンシー基盤型教育を実践するためには、
目指すべきコンピテンシーとアウトカムに基づき、学修目標を達成するために必要な具体的な教育方法
(Teaching Method)と学修する順序、人的資源や物的資源、対象者、人数、選択・必修等の教育戦
略(Educational Strategy)を合わせた「学修方略」の検討が必要である。第3章第3節では、学修方
略検討のための、①看護学教育に役立つ教育学理論、②授業方法、③教育方法について説明する。
教育方法は、カリキュラム全体の設計、学修者のレディネス(身体的・精神的・経験的・知識的・資源的
準備性)に基づく学修者本位の教育を実施するための効果的かつ魅力的な方法を選択することが求め
られるが、そこには、人的資源や物的資源だけでなく技術的支援、時間、知的財産、情報、加えて大学設
置基準に定められる教育研究実施組織等や、教学マネジメント指針で示される教学マネジメントを支え
る基盤(FD/SD の高度化、教学 IRの確立)も大きく影響し、大学全体レベル・学位プログラムレベル・授
業科目レベルの効果的・効率的な教育方法からの検討、選択、実施、評価、改善も必要となる。
①看護学教育に役立つ教育学理論
看護学教育における教育理論の適用は、効果的な学修準備としての環境構築や、学生の知識および
臨床スキルや態度の向上に寄与する。本稿では、看護学教育において有効な教育学理論について、そ
の理論的枠組みと実践への適応について概説する 1)2)。
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