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資料1-1 看護学教育モデル・コア・カリキュラム改訂案(本文) (56 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00005.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第4回 8/6)《文部科学省》
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対面授業とオンライン授業を組み合わせた形式である。学生は自分のニーズに合わせてどちらの形式
でも学ぶことができるため、柔軟性が高い。対面とオンラインのメリットを組み合わせることで、効果的な
学修環境を提供できる。
この方法では、講義の一部を録画し、オンラインで提供することで、学生は復習や欠席時のフォローア
ップが容易となる。
また、対面授業ではディスカッションや実習を行い、学生が実践的なスキルを身につける機会の提供
が可能となる。さらに、オンラインと対面の両方でアクセス可能な学修リソースを提供することで、学生は
必要な情報をいつでもどこでも利用でき、学修効率化への寄与も期待される授業方法である。
5)アクティブラーニング
学生が講義を聞くだけでなく、ディスカッションやプロジェクトなどの活動を通じて積極的に学修に参
加する方法である。このアプローチは、学生の理解を深め、長期記憶を促進する効果がある。
具体的な活動として、小グループでのディスカッションやブレインストーミングが挙げられる。学修者同
士が意見を交換し合うことで、多角的な視点から問題を考える力が養われる。また、プロジェクトベース
の学修活動では、学生が実際の課題に取り組むことで、理論を実践に結びつける経験を得ることができ
る。さらに、ケーススタディの分析と発表を通じて、学修者は具体的な事例に基づいた考察を行い、その
結果を他者に伝えるスキルを磨くことが可能となる授業方法である。
**大学・高専における遠隔教育の実施に関するガイドライン(令和 5 年 3 月 28 日 文部科学省 高
等教育局 専門教育課)(一部抜粋)****************************
遠隔教育の利点と課題を踏まえ、遠隔教育の質保証や、大学設置基準第 25 条第1項等で規定する面
接授業(以下「面接授業」という。)と同令第 25 条第2項等で規定する遠隔授業(以下「遠隔授業」とい
う。)を効果的に組み合わせたハイブリッド型教育の確立に資することを目的に、大学等における遠隔教
育について専門的な知見を有する有識者の協力を得て、策定されたものである。
① 遠隔授業により実施する授業科目において修得する単位に係る上限等の取扱い
遠隔授業により実施する授業科目において修得する単位数は、大学設置基準第 32 条第5 項等の規
定により卒業要件として修得すべき単位のうち 60 単位を超えないものとして上限 (以下「60 単位上
限」という。)が設定されている。
② 面接授業と遠隔授業とを組み合わせて行う授業科目の取扱い
面接授業により実施する授業科目は、主に教室等において対面で授業を行うことを想定したものであ
り、例えば、面接授業と遠隔授業とを組み合わせて行う授業科目において、遠隔授業を実施する授業時
数が半数を超えない範囲で行われる授業科目については、面接授業の授業科目として取り扱い、60 単
位上限の算定に含める必要はない。
*******************************************

③教育方法
コンピテンシー基盤型教育とは、卒業時に求められる実践能力を具体化し、その達成を目標に教育課
程を構築するアプローチである。従来の知識伝達型教育から転換を図り、学生が主体的に実践能力を
身につけることを重視するこのアプローチでは、様々な教授方略を駆使しながら、知識、技術、態度・価
値観を統合的に育成することが期待される。そのため、本稿では、看護学教育におけるコンピテンシー基
盤型教育の実践に向けて、看護学教育においてコンピテンシー基盤型教育を実践するための具体的な
教育方法について概説する 5)-8)。

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