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資料1-1 看護学教育モデル・コア・カリキュラム改訂案(本文) (58 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00005.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第4回 8/6)《文部科学省》
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ている。
教育方略では、複雑で多様な臨床現場や場面をシミュレーションすることで、臨場感のある学修機会
となり、理論的な知識と実践的なスキルの統合を促進する教育方法であるため、現実に基づいたシナリ
オの設計によるコミュニケーションスキルのシミュレーションや、VR・XR などの技術を活用した没入型
のケーススタディシミュレーションなどに活用される。
シミュレーション教育では、学修経験に制限がある場面や技術、習熟に繰り返しの学修が必要となる
学修内容などに活用される。
4)問題基盤型学修 PBL (Problem-Based Learning)
学生が現実の問題を解決するプロセスを通じて学修する方法である。学生は問題に対する解決策を
グループによる協働学修を通じて自主的に探求し、深い理解を得る教育方法である。
学修者は小グループで問題を分析し、自主的に情報を収集し、解決策を導きだし、提案やプレゼンテ
ーションを行う。PBL では、批判的思考、自主学修能力、メンバーシップ・リーダーシップを推進し、実践
的な思考やスキルを学修する。
5)チーム基盤型学修 TBL(Team-Based Learning)
学修者に対して、予習資料や講義、個人の準備度を測る IRAT や、グループの理解を図る GRAT と
いったテストを通して基本的な知識を明示的に与え、学修者は、その過程で得た知識を基に、応用した
課題や問題の解決や解明にとりくむ教育方法である。教育者は、進行役として活動し、学修内容の確認
とフィードバックを行う。TBL は特にチームワークと知識とその応用における深い理解を推進する教育
方法である。
個々の学修者が知識を深めるだけでなく、チームワークやコミュニケーション能力を向上させることに
も効果的であり、小グループでの共同作業と役割分担を用いたグループ学修やグループごとの成果を
発表、チームビルディングを通じた協働的な学修である。
6)ケースベースディスカッション CbD(Case-based Discussion)
実際のケーススタディを基にディスカッションやプレゼンテーションを行う教育方法である。学生はケ
ースを分析し、ディスカッションを通じて考察し、プレゼンテーションを行うことを通してさらに理解を深
める教育方法である。
7)ピアラーニング(Peer Learning)
学生同士が互いに教え合い、学び合うプロセスを活用した教育方法である。この方法では、学生の主
体的な学修を促進し、協力しながら知識やスキルを深める学修機会を構築する。ピアラーニングでは、
学生同士の主体的なかかわりにより、教える側も学ぶ側も理解が深まる学修方法である。
ピアラーニングの実践では、学生同士の協力と主体的学修から、コミュニケーションスキルの向上や、
実践的な看護スキルの習得に効果的である。また、フィードバックの交換を通じて自己評価能力を高め
ることも可能である。
8)Significant Event Analysis(SEA)

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