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第2章 こどもの自殺の状況と対策 本文 (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/jisatsuhakusyo2024.html
出典情報 令和6年版自殺対策白書(10/29)《厚生労働省》
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第2章



●こどもの自殺の状況と対策

小中高生の自殺の原因・動機9

自殺の多くは多様かつ複合的な原因及び背
景を有しており、様々な要因が連鎖する中で
起きている。警察庁の自殺統計原票には、自
殺の原因・動機について、7つの大分類に分
類される詳細項目があり、原因・動機を自殺
図表2-6

者1人につき4つ(令和3年までは3つ)計
上可能としている(原因・動機が特定されな
いものは、
「不詳」とされる。

。図表2-6
に、原因・動機の大分類とそれぞれの詳細項
目の例を示す。

警察庁の自殺統計原票における自殺の原因・動機の大分類と詳細項目の例

自殺の原因・動機(大分類)

各大分類に分類される詳細項目の例(複数計上可)

家庭問題

親子関係の不和、その他の家族関係の不和、家族からのしつけ・叱責

健康問題

病気の悩み・影響(うつ病)、病気の悩み・影響(その他の精神疾患) 等



経済・生活問題

事業不振、生活苦

勤務問題

仕事の失敗

交際(男女)問題

失恋

学校問題

学業不振、入試に関する悩み、いじめ

その他

孤独感










※令和4(2022)年の自殺統計原票改正の前後で項目の文言や定義が異なっている。ここでは、文言が同一である項目を例として記載
した。なお、改正された原因・動機の網羅的な一覧については、「令和5年版自殺対策白書」の第2章第3節の第 2-3-3 表及び第 2-3-4
表を参照。
※「交際(男女)問題」について、旧原票では「男女問題」であったものが、新原票では「交際問題」におおむね相当する扱いとする。
資料:警察庁自殺統計原票データより厚生労働省作成



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同様の観点による分析は、厚生労働省「令和4年版自殺対策白書」
(第2章第3節 1 学生・生徒等の自殺の実
態⑷学生・生徒等の自殺の原因・動機)においても行っている。本章では、自殺が発見された年に基づいて集
計している、原因・動機の算出方法が異なる、などの違いがあるが、大まかな傾向は一致している。