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第2章 こどもの自殺の状況と対策 本文 (41 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/jisatsuhakusyo2024.html
出典情報 令和6年版自殺対策白書(10/29)《厚生労働省》
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第2章

●こどもの自殺の状況と対策





18歳以下のこどもの同居人の状況
(令和2年国勢調査人口等基本集計より)

令和2年国勢調査人口等基本集計によると、18歳以下のこどもの同居人の状況は、男女で同様
の傾向となり、
「両親と同居」していた者が約86%、「女親のみと同居」していた者が約12~
13%、
「男親のみと同居」していた者が1.5~1.6%であった。
図表2-19で使用した自殺統計と国勢調査人口等基本集計とでは同居人の定義等が異なるため、
直接比較することはできないものの、自殺したこどもは両親と同居していた割合が低い可能性が示
唆される。
令和2年国勢調査人口等基本集計による18歳以下のこどもの同居人の状況
0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

男(n=9,755,239)

86.0

12.2

女(n=9,326,616)

85.9

12.5

両親と同居

女親のみと同居

男親のみと同居

100(%)
1.6
0.2
1.5
0.2

親と同居していない

資料:総務省「令和2年国勢調査人口等基本集計」より厚生労働省作成

自殺には複合的な背景があり、同居人の状
況は、その背景を理解するための一側面であ
ることに留意が必要である。いずれにして
も、次ページから述べる「家庭問題」

「健康

86

問題」

「学校問題」といった自殺の原因・動
機も踏まえ、必要とする支援につながり、適
切に支援を受けられるよう、各世帯の状況に
応じた支援に引き続き取り組む必要がある。