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【参考資料2】第4回、第5回、第6回救急・災害医療提供体制等に関するワーキンググループ資料 (100 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28351.html
出典情報 救急・災害医療提供体制等に関するワーキンググループ(第7回 10/5)《厚生労働省》
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1.救急医療機関の役割


三次救急機関の件数の中に二次救急と思われる件数がかなり含まれており、三次救急の病院に対しての負荷は、そ
の二次救急の部分であるとするならば、救急としての搬送の仕分けの仕方が大事ではないか。



初期・二次・三次の救急医療機関の在り方については、都市部と非都市部では大きく違ってくる。重症者を含め幅
広く救急患者を受け入れることに関しては下り搬送の促進が不可欠だが、現場で救急隊がいくら重症度を判断しても、
病院に到着してみないと本当の重症度は分からないし、実際に重症であってもその患者が高度の医療を望むのか、あ
るいは無理のない医療を望むのかによって、その後の治療を高度な救急医療機関で行ったほうがいいのか、二次救急
医療機関で行ったほうがいいのかも分からない。下り搬送は誰が担うのかが課題。通常であれば消防機関の本来の業
務ではないため、病院間の搬送システムの構築と、病院間の日常の連携が必要ではないか。



三次救急医療施設の適応となるような重症患者の数からいって、これほど多くの患者を救命救急センターが重症患
者として受け入れているというのは少しデータがおかしいのではないか。このデータを基に救命救急センターの在り
方や果たしている役割等を検討されるのは注意してほしい。



救命救急センターの充実段階評価の中で重篤患者数を出しているので、三次救急を要する患者をどうするかという
ことに関しては、その数値を見ることがよいのではないか。



三次施設には財政的な補助がしっかりあるが、二次救急病院にはない。二次と三次の役割分担をしていくためには、
補助金が出るのであれば、充実度を評価し、体制の整っている医療機関に何らかの財政的な支援をする等して、二次
病院に対する何らかのインセンティブを与えるべきではないか。

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